米商務省が7日公表した2023年の貿易統計によると、通年の輸入額ベースで、米国が最もモノを多く輸入したのはメキシコだった。09年からトップだった中国は、15年ぶりに首位から陥落した。中国への経済的な依存を減らそうとする動きが米国の官民で進んでいることが背景にある。
米国が23年に中国から輸入したモノは、輸入額ベースで4272億ドル（約63兆円）だった。前年から1千億ドル以上減っており、率にして2割以上の大幅減となった。
一方、米国が自由貿易協定を結ぶメキシコからのモノの輸入額は、前年比4・6%増の4756億ドルだった。これにより、米国の輸入額全体に占めるメキシコの割合は15・4%で首位となり、中国は13・8%で2位となった。
（以下略）
https://www.asahi.com/articles/ASS282VGLS27ULFA00X.html