欧州最大であり世界4位の経済大国のドイツが「欧州の病人」になる危険に置かれたという警告音が続いている。高齢化と輸出競争力低下などドイツの構造的な問題がエネルギー価格上昇と高金利のような世界的変数とかみ合わさりドイツ経済が沈滞しかねないという診断だ。
国際金融センターが22日に明らかにしたところによると、ドイツ中央銀行はドイツ経済が7-9月期も低調な成長を持続すると予想した。ドイツの4-6月期の実質国内総生産(GDP)増加率は前四半期比0%(速報値)を記録した。昨年10-12月期のマイナス0.4%、今年1-3月期のマイナス0.1%に続きプラス成長に転換できなかった。
これに対し世界的経済分析会社のコンセンサス・エコノミクスは今年ドイツのGDPが前年より0.35%減少すると予想した。2024年の成長見通しも年初に予想した1.4%から0.86%に下方修正した。国際通貨基金(IMF)は今後5年間にドイツの成長率が米国だけでなく英国、フランス、スペインを下回ると予想した。
最近フィナンシャル・タイムズとエコノミストなど主要外信はドイツ経済の危機に注目した。エコノミストは「2000年代中盤から2010年代末までドイツ経済が24%成長する時に英国は22%、フランスは18%成長した。このように欧州のリーダーだったドイツがいまや後発走者」と警告した。ドイツで最も多く売れるタブロイド紙のビルトは最近の記事に「助けてください、経済が崩れています」という見出しを使った。ドイツのショルツ首相が経済措置を発表することを促しながらだ。
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