今年最後の取り引きとなった東京株式市場の日経平均株価は年末の終値としては32年ぶりの高値となりました。
きょうの東京株式市場は全国の新型コロナの新規感染者数が29日、500人を超えたことで経済が停滞するとの懸念から売り注文が膨らみ株価は午前中は一時、300円以上値下がりしました。 その後、買い戻す動きもあり、結局、きのうより115円安い2万8791円71銭でことし最後の取引を終えました。 去年の年末と比べて1347円値上がりし、年末の終値としては32年ぶりの高値となりました。
一方、外国為替市場は午後3時現在、1ドル=115円前半で取引されていて、およそ1か月ぶりの円安ドル高水準となっています。 前日のアメリカ市場で株価が過去最高値をつけたことなどを受け、投資家がリスクを避ける姿勢を和らげたことで、相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢となりました。