東京五輪・パラリンピック組織委員会森喜朗会長(83)が12日、都内で行われた理事と評議員を集めた合同懇談会で、女性蔑視ととられる発言の責任を取り、辞任する意向を表明した。

森氏は、懇談会の途中で退席し拍手で送り出された。 【写真】辞任表明した森氏、川淵氏と何やらヒソヒソ…  森氏は冒頭の挨拶で「報道されています通り、今日を持ちまして、会長を辞任をいたそうと思っております」と辞任を表明。組織委の立ち上げから、コロナ禍に伴う延期までを時系列で振り返りつつ、問題視された発言については「これは解釈の仕方だと思うんですけども」、「多少、意図的な報道があったんだろうと思いますけど」と恨み節も聞かれた。  

 

女性蔑視の意図については、「私自身は女性を蔑視する、そういう気持ちは毛頭ありませんし、これまでもオリンピック・パラリンピック、障害のある人、ない人、みんな同じだよと、すべて同じように扱って議論をしてまいりました」と訴えた。また、自身の年齢を踏まえ「老害」と評する意見があることについては、「誰かが老害、老害といいましたけど、年寄りは下がれというのはどうもいい言葉じゃない」、「老人が悪いかのような表現をされることも極めて不愉快な話であります」と不快感を示した。  最後に、事務総長からこの懇談会で「後継者の選定をどうするか」という話しが出ることも伝え、「本当に皆さん、ありがとうございました」と、約15分間の挨拶を結んでいた。

 

お疲れさまでした。意図的な報道・・。まったくその通りと思います。