韓国紙「水爆暴走、朝鮮半島絶体絶命」の大見出し
北朝鮮の6回目の核実験から一夜明けた4日午前、韓国のソウル市内では普段通りの通
勤風景が見られた。市民からは「挑発に慣れてしまった」と諦めの声が上がる一方、「今
は対話ではなく強く対応すべきだ」と文在寅政権への注文も聞かれた。
新聞各紙は北朝鮮の核実験を大々的に報道。「『核暴走』終着点に近づいた」(東亜日報)、「水爆暴走、朝鮮半島絶体絶命」(毎日経済新聞)など1面に大見出しを掲げた。
一方、ソウル駅は通常の月曜日と同じく通勤客らで混雑した。構内に設置されたテレビ
の北朝鮮関連ニュースに見入る姿も見られたが、多くの人は足早に目的地に向かっていた。
南東部大邱から出張で訪れた会社員、朴真映さん(28)は「挑発はずっと続いており、
核実験だから特に不安だとは思っていない」と淡々と話した。ソウル市の大学講師、尹汝
光さん(36)は「危険だとは思うが、戦争がすぐに起きるとも思えない。解決策がない
のが問題だ」と嘆いた。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/170904/wor1709040031-n1.html