8日後場の日経平均株価は前日比71円68銭高の1万5821円52銭と続伸。円高一服感を支えに後場寄り付きから買いが先行した。株価指数先物にまとまった買い物が断続的に入り、上げ転換。買い戻しを誘いつつ、上げ幅を拡大し、午後2時26分には1万6027円63銭(前日比277円79銭高)を付ける場面があった。その後は戻り売りに押され、引けにかけて伸び悩んだ。なお、きょう算出の日経平均先物・オプション4月物のSQ(特別清算指数)値は1万5507円59銭。

 東証1部の出来高は25億458万株、売買代金は2兆5798億円。騰落銘柄数は値上がり1388銘柄、値下がり464銘柄、変わらず98銘柄。

 市場からは「ドル・円が落ち着き、ショートカバーを巻き込んで予想外の強さをみせた。ただ、先行き円安を促す材料は見当たらず、あくまでもリバウンドの範疇(はんちゅう)とみている」(準大手証券)との声が聞かれた。



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