〔東京株式〕株安連鎖止まり安心感

 日経平均株価は、前週末の海外市場で株安の連鎖が止まったことから買い安心感が広がり、上伸して始まった。

円相場の下落も輸出企業を中心に株価を押し上げた。その後は売り買いが交錯したが、先物主導で徐々に上げ幅を拡大。一時、前営業日比249円71銭高の1万7208円24銭まで値を上げた。 市場関係者からは「世界的な大寒波で原油の供給過剰懸念が後退し、価格が下げ止まるとの見通しも株高要因になった」(大手証券)との指摘があった。
 投資家の間では、26、27両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)、28、29両日の日銀の金融政策決定会合が注視されている。米国が追加利上げに慎重な姿勢を示し、日銀が追加金融緩和に踏み切れば、「日経平均が上昇基調を取り戻す契機になる」(別の大手証券)と期待する声が聞かれた。(了)





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