(中国)上海などで米ドル不足が鮮明、2000ドル以上の両替は予約必要
最近の人民元急落を受け、米ドル建て商品や米ドルへの両替需要が急増している。国内メディアによると、北京や上海、深センなど主要都市の市中銀行では、米ドル不足が目立っており、一部銀行は2000米ドル以上の両替に対し、事前予約制度を導入しているという。
ただ、市場関係者は、米ドル建て商品の利回りが低い上、一方的な人民元安が考えにくいため、米ドル建て商品の購入を慎重に対応する必要があると警告している。
なお、中国の外貨管理法では、個人による米ドルの引き出し上限が1日当たり1万米ドル、年5万米ドルと規定されている。中国の外貨準備高は昨年通期で計5000億米ドルを減少した。
ただ、市場関係者は、米ドル建て商品の利回りが低い上、一方的な人民元安が考えにくいため、米ドル建て商品の購入を慎重に対応する必要があると警告している。
なお、中国の外貨管理法では、個人による米ドルの引き出し上限が1日当たり1万米ドル、年5万米ドルと規定されている。中国の外貨準備高は昨年通期で計5000億米ドルを減少した。
【焦点:中国製おもちゃ調達もドル建て、人民元取引の実態】
英国ビジネスマンのトニー・ブラウン氏は、中国の工場から可愛らしい玩具や遊園地の景品を仕入れる際、人民元で支払おうとしたが、受け取ってもらえないという。
ブラウン氏は、毎月数百万ポンドに達する調達の決済に現地通貨を用いれば、アジアの取引相手にアピールできるだろうと考えていた。
誠意を示すことになり、先方としても多分その方が楽だろう、と。
ところが、相手が望むのはドルでの支払いなのだ。
中国の工場や企業と取引するイギリスの中小企業数百社にとって、これはよくある話だ。
しかし「人民元が主要通貨として台頭し、ロンドンが元の国際取引において主要なハブになる」という昨年喧伝された説とは矛盾する。
「元建てで払おうとしたが、向こうはその気にならなかった」と、中国系サプライヤーと密接な取引関係を19年にわたって続けるブラウン氏は言う。
人民元は、一部の主要銀行や投機的な金融投資家の間では取引量が急増しており、アジアでの貿易通貨としてもますます盛んに使われるようになっている。しかし、欧米の日常的な経済においては、その存在感はほぼゼロに等しい。
その理由として、定着した慣行を変える困難さや、中国企業が債務返済や国際的な支払いのためにドルを必要としていること、昨年8月以来2度目の大幅な切り下げに苦しむ人民元の現在価値に対する不信感といった点を指摘する声が、中国と定期取引を行う英国経営者の一部から聞こえてくる。
「これまでずっと中国企業はドルを切望しており、それが今でも続いている。現地通貨である人民元での支払いについて協議はした。しかし彼らが持つ人民元のエクスポージャーは限られており、ドルを選好している」とブラウン氏は言う。
(略)
英国ビジネスマンのトニー・ブラウン氏は、中国の工場から可愛らしい玩具や遊園地の景品を仕入れる際、人民元で支払おうとしたが、受け取ってもらえないという。
ブラウン氏は、毎月数百万ポンドに達する調達の決済に現地通貨を用いれば、アジアの取引相手にアピールできるだろうと考えていた。
誠意を示すことになり、先方としても多分その方が楽だろう、と。
ところが、相手が望むのはドルでの支払いなのだ。
中国の工場や企業と取引するイギリスの中小企業数百社にとって、これはよくある話だ。
しかし「人民元が主要通貨として台頭し、ロンドンが元の国際取引において主要なハブになる」という昨年喧伝された説とは矛盾する。
「元建てで払おうとしたが、向こうはその気にならなかった」と、中国系サプライヤーと密接な取引関係を19年にわたって続けるブラウン氏は言う。
人民元は、一部の主要銀行や投機的な金融投資家の間では取引量が急増しており、アジアでの貿易通貨としてもますます盛んに使われるようになっている。しかし、欧米の日常的な経済においては、その存在感はほぼゼロに等しい。
その理由として、定着した慣行を変える困難さや、中国企業が債務返済や国際的な支払いのためにドルを必要としていること、昨年8月以来2度目の大幅な切り下げに苦しむ人民元の現在価値に対する不信感といった点を指摘する声が、中国と定期取引を行う英国経営者の一部から聞こえてくる。
「これまでずっと中国企業はドルを切望しており、それが今でも続いている。現地通貨である人民元での支払いについて協議はした。しかし彼らが持つ人民元のエクスポージャーは限られており、ドルを選好している」とブラウン氏は言う。
(略)
<利用は急増したが>
(略)
国際通貨基金(IMF)が昨年、ベンチマークとなる通貨バスケットの構成通貨に元を追加することを承認したため、近い将来、元は世界全体の中央銀行準備金のうち10%近くを占めるようになるはずだ。
だが、この2年間で大幅に増大しているとはいえ、国際決済全体のなかでの利用率は、ドルが52%であるのに対して、元はわずか2%だ。財・サービスの貿易においては0.5%にも満たない。
中国企業は依然として約1兆ドル相当のドル建て債務を抱えており、毎月数十億ドル単位で返済・利払いを行っている。その資金の大半はオフショア口座に入り、中国には流入しない。
ドルが無いなら円があるじゃなーい。で、日中通貨スワップ頼みこんでる?
