【箱根駅伝】青学大、11年ぶり往路完全V 原監督は連覇へ自信

◆第92回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=報知新聞社後援)(2日、東京・読売新聞東京本社前―芦ノ湖、5区間=107・5キロ)

【写真】独走の青学大・神野大地は、意気揚々と箱根の山を駆け上がる

 連覇を目指す青学大が、1区から1位を譲らず、大会11年ぶり、のべ14校目の往路完全優勝を達成。昨年に続き往路連覇を遂げた。2位は3分4秒差で2年ぶりの優勝を狙う東洋大。3位・駒大、4位・山梨学院大、5位・早大となった。

 青学大は1区・久保田和真(4年)が終盤のスパートで区間賞を獲得。3区・秋山雄飛(3年)、4区・田村和希(2年)も区間賞の走りでリードを広げ、”山の神”5区・神野大地(4年)がガッツポーズで芦ノ湖のゴールテープを切った。

 復路は、3日午前8時に神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場をスタートする。

 青学大・原晋監督「昨年は創立140周年で優勝。今年は150周年へ向けての第一歩。こうして優勝できたことを本当にうれしく思う。前期はゆったりとやってきたが、駅伝シーズンに入ってプレッシャーを日々感じていた。だから今日学生たちが勢いのある走りをしてくれて、まず一安心というところ。山下り(6区)を1年(小野田勇次)が走る。彼がしっかりと下ってくれれば、あとは上級生の学生たちが責任を持ってやってくれると思う。特に7区の小倉は4年連続の走りになるので期待しているし、8区、9区、10区も間違いなく走ってくれると思う」

 1区・久保田「昨年は1秒差で2位だった。ぜひ区間賞を取って4年間の花を添えたいなと思っていた。箱根で勝つことを考えて、1区で勢いをつけようとおもっていた。最後の最後までいろいろあったが、青学で良かったなと思う」

 2区・一色「昨年とほぼ同じタイムで15キロを通過したが、今年はかなりきつかった。合計タイムは昨年よりも良かったから少しホッとしている。1区、3区、4区で区間賞だったから、(自分は)凡走したような雰囲気。やっぱり悔しい」

 3区・秋山「後ろから『秋山隊長頑張れ』とか『3年前の都道府県駅伝の再現だ』とか、監督がおもしろい言葉を言ってくれた。それで笑って疲れを忘れて最後まで走りきることができた。この2年間チームに貢献できずに歯がゆい気持ちばかりだった。やっとチームに貢献できた」

 5区・神野「この1年間は故障で苦しんで、最後の箱根駅伝もあきらめた時期もあったが、やっぱりもう一度優勝の喜びを味わいたいという気持ちだけで走った。1区から4区の選手が予想以上に頑張ってくれた。自分はただつなぐという意識だけを持って、あとは復路のために、少しでも差を広げて気持ちよく走ってくれればなという気持ちで走った。たすきをつけると絶対にあきらめてはいけないという気持ちになる。昨年は5分近い差が2位とあったが、今年は3分。6区も1年生だしまだまだ油断できるタイム差じゃない。復路の選手に頑張ってもらって、最後、大手町で最高の喜びを味わえれば」

おけましておめでとうございます。箱根駅伝を見ると、お正月だなーと感じます。





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