http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150228/k10015826111000.html

安倍総理大臣は、日本を訪れているイギリス王室のウィリアム王子とともに福島県を訪れ、原発事故の影響で運動不足になりがちな子どもたちのために整備された施設を視察して、子どもたちと交流しました。

安倍総理大臣は、日本を訪れているイギリス王室のウィリアム王子とともに福島県を訪れ、28日午後、本宮市にある子ども向けの運動施設を視察しました。この施設は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で屋外で遊ぶ機会が減り、運動不足になりがちな子どもたちに、安全に楽しめる場所で思いきり体を動かしてもらおうと整備されたものです。安倍総理大臣とウィリアム王子は、屋内の施設で子どもたちと一緒にボールを投げあって遊んだり、屋外のトランポリンで遊ぶ子どもたちに笑顔で話しかけたりしていました。そして、安倍総理大臣はサクラの木を、ウィリアム王子はヨーロッパオークという品種の木をそれぞれ植樹し、子どもたちと共に写真に収まったりしていました。これに先立って、安倍総理大臣は、去年12月から入居が始まった郡山市の復興公営住宅を訪れ、「これからは住まいや生業とともに、体や心のケアにも力を入れていきたい。まだまだ寒いので、お体に気をつけてください」などと住民に声をかけていました。

「優しそうだなと感じました」屋外の遊び場でウィリアム王子と話しをしたという小学4年生の佐久間太郎さんは「ウィリアム王子から『何回来たの』とか『鬼ごっこをしていたの』とか話しかけられました。優しそうだなと感じました」と話していました。また、小学2年生の西間木心愛さんは「近くで見て、すごい人だと感じました。若くてイケメンだと思いました」と話していました。小学3年生の渡辺友美さんは「日本語で『こんにちは』と話しかけられました。背も高いし、日本語も上手だし、優しくてかっこよかったです」と話していました。子どもたちを引率していた渡邉美穂さん(36)は「ウィリアム王子とは握手もさせてもらいました。子どもたちとは『一生の思い出になるね』と話しました」と笑顔を見せていました。

福島県産の食材で夕食会
子ども向けの運動施設を視察したあと、安倍総理大臣とウィリアム王子は郡山市内の旅館に入り、浴衣に着替えて、福島県産の食材で作られた和食や地酒を味わいながら懇談しました。安倍総理大臣は冒頭、「殿下の訪問を政府を挙げて歓迎する。今回の殿下の福島への訪問は、福島県民だけでなく、東北に住む被災者の方々に大いなる勇気を与えていただいた。福島の食材を味わっていただくことで、風評被害を払拭(ふっしょく)するうえで大きな力になる。浴衣も大変よく似合っている」と述べました。これに対し、ウィリアム王子は「日本国民の皆様、政府の皆様に、これだけ友好的に温かく迎えていただいたことに心からお礼を申し上げたい。今回の伝統的な日本食の晩さん会は特筆すべき出来事だ」と述べました。安倍総理大臣とウィリアム王子の会食は1時間半余りにわたり、被災地の復興支援の現状のほか、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップや2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどを巡って意見を交わした。
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気さくな王子さまですね。福島での夕食会は風評被害払拭という意味でも、本当にありがたいですね。


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