日本メディアはこのほど、安倍晋三首相の外交政策を改めて批判した。日本紙・毎日新聞は12日付論説「安倍首相:地球儀外交まい進」で、安倍氏の進めるいわゆる「地球儀を俯瞰する外交」について、近くを捨てて遠くを取るもので、世界中を駆け回っているが、近隣国とは外交的危機に陥っていると糾弾した。

 論説は「安倍首相は第2次内閣発足後、すでに37カ国を訪問した。今年7月にメキシコ、ブラジルなど米州諸国を訪問すれば、五大陸をすべて訪れることになる。一方で、中国、韓国訪問はいまだに実現できていない」と指した。

安倍氏は外交問題で言行不一致だ。「積極的平和主義」を世界中に売り込む一方で、国内外の反対を顧みず、「武器輸出三原則」を見直し、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認しようとしている。

「中韓と対話のチャンネルを開きたい」と表明する一方で、絶えず歴史を歪曲して隣国の感情を傷つけ、
様々な外交の場を借りて中国を封じ込めようとしてすらいる。安倍氏はあらゆる機会を捉えて
日本の「民主、自由の価値観」を喧伝し、「中国脅威論」を鼓吹しているが、
逆に日本自身の国際的イメージを傷つけている。

カナダのジョセフ・キャロン元駐日大使は朝日新聞のインタビューに「『アベノミクス』はジレンマに直面している。中韓との対立を深めるのは、日本経済の復活という目的に逆行しているからだ。例えば観光産業を考えても、外国人訪日客の7割以上はアジアから来ており、うち韓国、中国大陸部、台湾、からが大半だ。カナダ人は決して、その代わりにはならない」と指摘。「安倍首相が目指す経済的な目標には、10年以上の時間が必要だ。


それは、隣国である中国との関係を強化しなければ、決して実現しない。日本にとって、中国や韓国を無視するといったような選択はもあり得ない。福沢諭吉の時代の『脱亜入欧』といった政策は、絶対にできない」との認識を示した。

日本の山内康一衆院議員は「日本外務省は『安倍首相の外交は成功』と主張し続けているが、実際には日本の国際的イメージは悪化している。これは日本外交の力が弱まったことの表れだ。

安倍政権への支持の大部分は中国に対する強硬姿勢によるものだ。だがこれは日本の長期的利益を損なう。ネット右翼の方法で現実世界で発言し、事を処理すれば、国際世論の袋叩きに遭うのは必至だ。
日本の外交的行き詰まりを打開するには、隣国との関係を改善しなければならない」と表明した。
〈続く〉

ソース
人民日報
http://j.people.com.cn/94474/8628123.html
http://j.people.com.cn/94474/204188/8628125.html






日本のメディアって言っても、ねえ・・・(以下略