私もそうですが、自分が何になりたいか?何をしたいのか?を明確にもっていない人は多いのではないでしょうか?
私は、若い時から、なんとなく人に褒められる(尊敬)される人間になりたいという、漠然とした目標は、ありましたが、年を経る毎に、自分の目先の事に囚われ、溺れて、結局、未だに尊敬されるような人間にはなれていませんし、確実にならないまま死んで行く事は間違いなさそうです。
人は、『自己実現』(哲学的な意味ではなく)出来れば幸福感や満足が得られると思うのですが、天下を取った豊臣秀吉ですら、辞世の句が「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」ですから、私は秀吉さんの露からすれば、一滴の何百万分の一以下となるので・・・・。
まぁ生きてこれただけで良しとしなければ、バチが当たるということですね。
でも、悟りは開けず、政治にも、連れ合いや、わが家の序列二番目のヨークシャテリアの私に対する態度にも、満足できない私は、何を楽しみに生きていこうかと思い、ホームページを作り(このブログも)私の経験を活かしてもらえれば、役に立てればと考えて、始めました。
標題の『勇気の出る話』は、実は私の生きる勇気が出る話でもあるのです。
以下は、 私のホームベージのブログにアップしたものですが、専門的な話ではなく、普通の個人にも通じる話ですので、ここにも載せてみます。
気が向けば読んでみてください。
勇気が出る話 ①
「消費税の増税」、「『失われた20年』とも言われる景気の低迷」、円安に伴う「電気料値上げ等の公共料金アップ」等々、会社経営を取巻く環境の厳しさは、一体何時になったら底が見えるのだろうかという程の、泥沼の状態が続いています。
旅館の経営者の方々とお話しすると、私がよく例える『病院の待合室にいる老人たちの会話状態』(自分が如何に大変な病気に侵されているかを、まるで自慢しあっているかの様な状態)になっています。それともう一つ必ず出る話『あの頃は良かった』という大昔の話です。
確かに、厳しい環境であることは間違いありません。では、本当に、旅館業は成り立たないのでしょうか?
資本力があって、破綻した旅館をタダ同然で安く買取って、改修して綺麗にし、スケールメリットを活かした一括仕入れや、徹底したコストカットにより低料金を実現する。
もしくは、顧客ニーズに徹底して答えることによる、少人数高単価路線。
このような事が出来ない、日本中の多くの旅館は、生き残ることは出来ないのでしょうか?
私は、「そんなことは、全く無い!」とハッキリ言えます。
あの、東日本大震災の約一年前から、事業改善のお手伝いをさせて頂いた中規模旅館(100室程度)案件が、その証拠です。
約9ヶ月間で営業利益黒字化(年間)が達成できた直後に、被災。2ヶ月以上の営業停止。
施設の深刻な被害状況もあり、営業の継続も難しく、従業員の雇用の問題を筆頭に、先が全く見えない状況でした。
ところが、現在は、押しも押されぬ立派な黒字旅館です。当然ボーナスも出ています。
まず最初に、何故、いったいどのようにして、たった9ヶ月間で営業利益の黒字化が実現できたのでしょうか?
次に、あの時、大震災で周囲の旅館より多大な被害を受け、「あの旅館はもう再開できないだろう」という風評が立っていました。
そんな中、何故、いったいどのようにして、わずか2年間で、経常利益黒字化達成まで、できたのでしょうか?
この二つに分けてお話します。
まず、今回は最初の何故。
「どのようにして、たった9ヶ月で営業利益の黒字化が実現できたのでしょうか?」
1. 「従業員、経営陣みんなが、事業改善の必要性を認識し、改善しようと思ったから」です。
これが出来れば、まず成功までの50パーセントはクリアです。本当です!
当たり前で簡単なことのようですが、絶対に『なんとなく』ではダメなのです。
全員が「危機意識」を共有することが大事なのです。
2. 次に、従業員、経営陣が一体となって、
① 内部環境分析・外部環境分析
② SWOT分析、クロスSWOT分析
③ 経営理念・ビジョンの策定
④ 経営戦略の策定、ターゲティング
⑤ アクションプランの策定
④ PDCAサイクルの実行
「これらのスキームを理解して、みんなが同じ方向に改善の努力をしたから」です。
さぁ、この辺になって来ると、心のシャッターを閉めてしまう方が多いのですが、本当は、そんなに難しくは無いのです。
確かに『分析・SWOT・ターゲティング・PDCAサイクル』等という、『食べたことが無い?』言葉が嫌ですよね。
この辺を分かり易く説明するのが、ノンキャリである私の、得意なところです。
何せ、自分が分かるような説明をすれば良いのですから。
徐々に説明していきますので、今は全体的な流れだけ見ていくようにしてください。
私のHPトップページの一番下にある、「事業改善のイメージ」図を見ていただくと、分かりやすいのですが、
事業改善は、みんなが乗っている船(会社)を、何処に向かって漕いで行ったら良いのか(東なのか北なのか)を、船長さん(経営陣)が決めて(経営理念・ビジョン・経営戦略・ターゲティング等)、「漕ぎ手」である従業員が理解し(どこに行こうとしているのか)、みんなで同じ方向に漕ぐ事、が重要だといっているだけなのです。
いくら漕ぐ力が凄くても、バラバラの方角に漕いでいては、舟はグルグルと回るだけで進みません。いくら弱い力でも、皆が同じ方向に漕げば早く進みます。
この地道な、改善努力をした事により、新しい施設や改修等の新規投資も無く(銀行はなかなか貸してくれません。本当は融資したくとも、出せないのですが)、営業黒字が実現したのです。
ここのところは、私の書いてきたブログ、「旅館の改善・どうしたら良いの?」シリーズ(「自分達でする事業改善」)を見ていただければ、もう少し詳しく書いてありますし、これからも書いていこうと思います。
このような不況下でも、新しい資金が無くても(私の係わる旅館は、例外なく資金はありません)、業績改善は十分出来るのです。
皆さんも、『病院の待合室』から一刻も早く出て、行動するべきです。
営業黒字化に成功して、「やった!」と喜んだのもつかの間、直ぐに東日本大震災が起こり、被災しました。
「茫然自失」とはこの事でしょうか?
次回は、もう一つの「何故、どのようにして、震災後わずか2年で、経常利益黒字化達成まで、出来たのでしょうか?」
について書きます。
