バス停ベンチの二人
とあるバス停のベンチに、少し離れて二人が座っている。他に人は居ない。一人はお腹の大きな身籠ったご婦人。もう一人は身なりの整った老紳士。二人とも前を見てバスを待っている。ふと、老紳士はご婦人の方を向きちょっとためらった後「大丈夫ですか」と声をかけた。ご婦人は静かに「大丈夫です」と答えた。少しして老紳士「もう間もなくですか、いや失礼ですが」ご婦人「あと数か月です」会話は続き老紳士「それは良かったですね」ご婦人「でもすべてが不安なんです。私と病気の父しか居ないんです」老紳士「大丈夫、うまくいきますよ、大丈夫」ご婦人は困ったように笑ったように老紳士を見つめた。バスが来てご婦人は立ち上がり歩き出す。途中で振り返り、まだ座ったままの老紳士を見た。そして「行きますよ、お父さん」と言った。ご婦人は老紳士の手を取り、二人はバスに乗り込んだ……以上は先日ネットで流れてきた動画の内容です。何かの映画のワンシーンかも知れません。そして私にはご婦人の最後のセリフの意味がわからず、コメント欄を見て、そういうことか!と理解しました。近すぎず遠すぎない間を開けて座っている二人。しぐさに表情に不安が漂うご婦人。整った身なり、背すじの真っ直ぐな上品な老紳士。肝心な事がすぐわからない自分にちょっと落胆しました。How am I supposed to live without you/Michael Bolton歌詞は全く理解しておらず、ただただ男の叫びを感じるというか。