婚活サービス最大手のIBJは27日、結婚情報サービスのオーネット(東京・中央)に約10億円を出資し、資本業務提携を結ぶと発表した。

今後、議決権ベースで17〜23%の株式を取得し、主要株主となる。

IBJはオーネットとの結婚相談所ネットワークを強化し、お見合いの促進と成婚者数の増加につなげる。

 

IBJは27日付でオーネットの種類株式約4万3000株を取得する。

将来的には種類株式から普通株式への転換ができる契約だ。

業務提携で生まれた収益などに応じて、転換後の議決権比率は17〜23%の間で変動する予定。

 

オーネットは全国39カ所で結婚相談所を展開し、会員数は4万人を超える。

2022年12月期の連結業績は売上高にあたる売上収益が82億円、純利益が3億6600万円だった。

07年に楽天(現楽天グループ)の傘下に入り、18年には国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループが約250億円で買収していた。

 

IBJは19年に結婚相談所「サンマリエ」運営のハピライズを、20年にイオン子会社のツヴァイをそれぞれ買収するなど、会員基盤の拡大を図っている。23年12月期の連結売上高は前期比11%増の163億円を見込む。

 

(日本経済新聞より抜粋)

 

 

 

 

 

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