●8月8日(木)
1:30、4:30、5:30の3分割睡眠。
今朝は、なかなか起き上がる気になれず、7:00頃までベッドでだらだら
6:15頃から看護師さんの朝ケア。
検温、血圧、酸素濃度は異常なし。血糖値も103と問題なく。
なんだけれど・・・
「お変わりないですか?」と聞いてくださり
ドレーン痕あたりに、なんともいえない違和感があることをお話する。
なんて言うか…鈍痛…というほどなのか?そうじゃないのか??
よくわからない感じ
一応、傷口を見ていただいたけれど、膵液が出ている様子もなく、異常は無し。
体内でドレーンの道にお肉が埋まっていく感覚なのかな?笑
まぁ色々触っているんだから、しばらくは多少の違和感もあるよねー…
横向きで寝るだけでも、やっぱり多少の違和感はあります。
傷口周りの皮膚が硬くなっているのもあるのかな?
今日は最後のリハビリ。
「いよいよ最後ですね!」と理学療法士さんがお迎えに来てくださりました。
リハビリルームに移動する前のエレベーター待ちで、同じ病棟の看護師さんと、
昨夜、談話室でICUの説明を受けておられた患者さんと偶然ご一緒になる
私より少し年上かな?と思われる女性の方。
手術着に着替えておられ『あぁ、今からなんだな…』と1ヶ月前の自分を思い出す
一緒にエレベーターに乗り、理学療法士さんと看護師さん、私とでお話しているのを横でニコニコと控えめに聞いておられ、先に手術室フロアに到着。
思わず「手術、がんばってください!」とお声かけ
「ありがとうございます!がんばってきます」とガッツポーズを見せてくださり、お見送り。
上手くいきますように
今日のメニューは自転車、外気浴、そして階段とくるくる。
話題は終始、これまでの約1ヶ月でお話したことの振り返りと…
ここ最近、定番になりつつある理学療法士さんの恋愛相談笑
おかげさまで日々、楽しく過ごすことができました
たくさんお世話になり、本当にありがとうございました
明日もご挨拶には来てくださるとのこと。
午後からお部屋移動するから、このお部屋は開けないでねと念押し笑
今日のお昼間担当は某女優さんにお目元がよく似ていらっしゃる方
昼食前、個室から移動しちゃう前に最後にシャワーを浴びる予定なので、浴びた後のナースコールでガーゼの取り替えと血糖値測定をお願いしますと依頼
おへその傷は、後でT先生が診に来られる可能性が高いと伺い、その時を待つ
けれども今日のくるくる中、T先生のお姿をお見かけした時に
「さっきお部屋を覗いたけれどいらっしゃらなかったから…リハビリ中だったんだね!」と声をかけていただいたし、どうだろうな。
わざわざまた来てくださるのかな…と思いながら、とりあえず待つ
11:20。…そろそろシャワーを浴び始めないと、血糖値からのお昼ごはんがタイトになっちゃうな。。。
と、様子見でフロアをくるーっと
T先生のお姿も担当看護師さんのお姿も見当たらない・・・
でもせっかくなら個室でシャワーを浴びてしまいたい・・・
いいや、入っちゃえ
準備万端になった時にコンコンとノックの音。
死角から、ちょっと待ってくださーい!と声をかけると「あ、はい!」と男性の声。
T先生…?じゃないような気も…
通常の傷口ケアかな?
どうやら先にお隣のお部屋に入って行かれたような気配。
とはいえ、もう全裸。笑
おへそのガーゼも全部取っちゃったし。。。もう一度パジャマを着て待機すべき?
どうしたものかと考え、
申し訳ないけれど看護師さんに様子を確認してもらおうとナースコールを押す
いつもは割とすぐに来てくださるのに、今日に限ってなかなか時間がかかる
おいそがしい時間帯なのかな…
しばらくしてコンコンと。
あ、看護師さんだ!と死角からチラッと覗いたら、まさかのT先生
一応バスタオルで隠すものは隠していたけれど、T先生もアセアセ笑
T先生には見られても私は全く構わないのですが
アセアセしながらもお部屋の入り口で「あの、おへそね、どうかな?!」と。
外した後のおへそのガーゼを遠くからお見せする笑
「うんうん、まだちょっと出てるね!おうちに帰っても同じようにガーゼ貼ってくれたら大丈夫だから!」と気を使われて、急いで立ち去られました笑
ガーゼに付着する液体、シャワーを浴び始めてからの方が、量が出てくるような気がするけれど、おへそに取り込まれた水分と混ざっているのかな?
それも聞きたいなーと思っていたのに、タイミングが合わず、せっかくの貴重なT先生の回診、機会を逃がす・・・
ナースコールもそれで消えちゃったのか、看護師さんが来られる様子もなく。
泣く泣くシャワー室へ
シャワー後、タイミングよく看護師さんが覗いてくださって一部始終をお伝え。
そんなことがあったんですね!笑
またいらっしゃったらお伝えしておきますね、と。
よろしくお願いします
血糖値は昼食前も83と良好でした
13:00過ぎ頃、移動部屋の準備ができたとお声が掛かり、4名部屋へ。
残念ながら窓際ではないけれど、ひと晩だしね
少しお邪魔して窓際からの景色も眺めてみる。
今まで目にすることが無かった方角で、とても新鮮
入院当初も4名部屋だったけれど、窓際なのとそうでないのとは開放感が全然違うなーと実感。
早々からこのお部屋だったら入院生活のイメージやメンタル面も、もしかしたら私の場合は、また変わっちゃっていたかもな…
しばらくすると、ほゎんと…
💩のかほり。
のような・・・?ガスかな???
むむむ…
人数が多いと音だけでなく、そういうこともあるよね。
特にこの棟はおなか周りの臓器にトラブルがあって手術をされる方がほとんど。
せめて換気がしっかりできれば嬉しいけれど…
病室の扉を開けていても良いものなのだろうか・・・
そうこうしているうちに、両親の面会。
今日持って帰られるものを全て預けて…
入院後、初めての院内コンビニへ
目的はもちろん、ホットコーヒー
先日、N先生からOKをいただいてから、やっぱり早く飲みたくて
お茶しようと昨日から話していました笑
フロアに到着すると、すでに良き香り
くんくんくんくんくんくんくんくん
長らく身体に取り込んでいなかった香り。
それだけでも特別感、癒されます
美味しゅうございました
病棟に戻ってから、しそびれていたお昼のくるくる。
病室の前に理学療法士さんのお姿を発見。
移動したお部屋を追って様子を見に来ましたと
気にかけていただきありがとうございます
なんだか・・・💩のかほり、しませんか?と聞かれる。
気のせいじゃなかった
引き続きくるくるしていると、視界の端に白衣姿の先生らしき姿。
通り過ぎてすぐに「あ、(私)さんー!」と呼び止められる。
戻ると、T先生だー
「お部屋、変わったんだね!さっき盲目的にお部屋の扉を開けたら全然違う方がいて(笑)協力してくれたとかで、ごめんね!どこに移ったの??」と。
改めて傷口を診に来てくださっていたみたいです
お部屋に案内し、診ていただく。
気になっていた、シャワー後のおへそから出る液体のことも聞いてみる。
今日のシャワー後に当てていたガーゼも確認していただき、
「本当やね、もうちょっと膿が出るみたいね」と。
改めて軟膏の塗り方など、おうちでの処置方法を教えてくださる。
ドレーン痕の穴もテープを剥がして診ていただくと、瘡蓋がしっかりと出来ていて、もう膵液も何も出てこないそう。
つい先日まで入っていたドレーン痕の傷口に関しては、この時、初めて見ましたが、ドレーンが長く入っていたからか、傷口周りがボコっと凹んだ状態でした
目立たなくなるのかなー…
何も貼らなくても良いくらいだそうですが、保護のため再度テープを貼ってくださりました
そしてT先生も、腹帯はもう外してもいいよと。
いえいえ、まだ包まれていたいので笑
今日、唯一心残りだったT先生の回診。無事に受けられて大満足です笑
夕方の看護師さんケアまで、談話室に移動してブログ作成に勤しむ。
開放的な空間の方が、やっぱり気分も晴れます
今日の夜間看護師さんは初めましての方
どうやら、ナースステーションを挟んで南側と北側で看護担当がグループ分けされているらしく、看護師さんのお顔ぶれがガラリと変わるみたい。
ちょっぴり寂しいな…
血糖値は108と安定。
夜ごはん前、サブT先生が来てくださる。
カーテンの隙間からお姿が見え、手を振ると
「こんなところに移動されたんですね」と手を振り返してくださる笑
傷口確認で様子を見に来てくださったそうで、最近のおへそ事情をお話。
サブT先生から、今のようにシャワーで毎日洗い流してくださいねとアドバイス。
「実はT先生には湯船に浸かることをオススメされたのですが…正直、雑菌が少し気になるところですが、その方がいいんですよね??」と、こっそりお伺いする笑
「…ズボンですか??僕も正直あまりオススメはしないけれど…。考え方によるのかな…?」
「ズボンした方がおへその中まで水が浸透して綺麗になるとかで…
」
「あぁ、そう言う意味では確かにそうか…。でも自分だけ入るお湯なら良いけれど…最後は一応シャワーで流した方がいいかもしれませんね。ただ大衆浴場などは避けた方が良いです」とのこと。
さすがに何かが出ている状態では大衆浴場には入れませんが笑
承知しました
いろいろな考え方があるようです
20:00、おやすみ前の血糖値…!
南側は21〜22時頃の測定だったけれど、北側は20時には測るんだ!と軽くカルチャーショック笑
大部屋が早いのかな?
20時過ぎには既に消灯しているお部屋も多いみたいだったし。
数値は205。
そりゃいつもより高いよね
さ、くるくるしよ笑
何周目かに差し掛かった時、
「えっ!(私)さーーーん!」と呼び止めてくださる声。
いつも明るく元気いっぱいの看護師さん
「どこ行っちゃったんですかー?!お部屋にいないからもしかして退院しちゃったの?!と思ってましたー!」と。
北側に移ったことをお話すると「反対側かぁ今日はこのお話したくて!」
と、お写真をたくさん見せてくださる。
前回お休みに入られる前に、今話題のお出かけスポットへ同棟の仲良し看護師さんとお出掛けすると教えてくださっていて、私が興味を持っている様子を見て、いっぱい写真撮ってきますね!と言ってくださっていたのです
泡で食べる餃子など、美味しかったものを全力で教えてくださる
可愛い笑
ナースコールが鳴り、行ってきますと。
おいそがしいのにありがとうございます
夜勤がんばってくださいね
これまでに数回すれ違ったことのある、歩行器を押しながら歩くおじちゃん。
2周目ですれ違う時、急に
「1周えらい早いなー!」と割と大きな声で
急すぎて、ちょうどおじちゃんの後ろにいた看護師さんも笑う
やっぱりおじちゃんには、よく声をかけていただける体質です笑
最後の夜のくるくるを終え、窓際ストレッチ。
入院生活を思い出す。
期間は長くなったけれど、先生方や看護師さん、他スタッフさん達のおかげで意外とあっという間で…ほぼ毎日楽しかったなと笑
本当に貴重な経験になったなー…
この病院に決めて本当に良かったなと心からそう思いました。
明日の朝にはこのリストバンドも取れる。
30代にして膵臓が3分の2も無くなっちゃったことは事実だし
これからの自己管理が大変かもしれないけれど、まずは手術が、そして入院生活が、無事に終えられたことに感謝の気持ちでいっぱいでした。
たくさんの人のあたたかさや優しさをたっぷり浴びて、こうして綴っていると…
泣きそうだ笑
▼思い出のくるくるフロア
22:00の消灯前、明るく元気いっぱいの看護師さんが「(私)さーん」と覗きに来てくださる
「この前(私)さんに教えてもらったマスク、買ったのを見せようと思って!これ、スッとして気持ちがいいです」と嬉しそうに見せてくださる
私が入院用にと購入した、同じ朝マスクシリーズの違う香りバージョン
「あ、この香りも迷ったんですけど良かったですか?」と聞くと
「なんだかスーッとして良いですよ!よかったら朝、使ってみます?」と笑
1度は遠慮したけれど、どうぞどうぞと進めてくださるので、じゃあせっかくなのでとお言葉に甘えて
「朝、また持ってきますね」と。おいそがしいのに…
今から仮眠に入る前に、朝用マスクをされると言うので、じゃあよかったら私の夜用マスク、使いますか??と。
「えー!夜用・・・いいんですか?!でも先に顔を洗ってからじゃないと…
どうしよう…ここ(朝マスク)に入れたら混ざっちゃうし良くないですかね…?」
私の夜用マスクを預けて、翌朝の返却とともに朝用マスクをいただくことを提案
「じゃあ交換こっこしましょー!これいつも良い匂いしてるから嬉しいですー」と喜んでくださる。
交換こっこ。可愛い
明日の朝も楽しみができました。
ほくほく
入院生活、最後の夜。
感謝、感謝、感謝
▼お気に入りだった個室の窓辺のソファ(適度な堅さがずっと座っていてもおなかに優しくとってもラクでした)
▼交換こっこした朝用マスクと夜用マスク
▼本日のごはん