今回の旅の最終目的地・モヨロ貝塚館にやってきました。
↑これがモヨロ貝塚館の外観。けっこう新しそうな建物ですね~。
それもそのはず、このモヨロ貝塚館は昨年5月にリニューアルオープンしたばかりの施設です。
↑オホーツク海のすぐそばにあるモヨロ貝塚館。前回紹介した道の駅流氷街道網走からもすぐ近くにあります。
↑モヨロ貝塚館内の様子。北海道の民族と言えばアイヌ民族が有名ですが、アイヌ民族とは別に「モヨロ人」という民族もいました。
モヨロ人たちは今から約1300年前にここ網走の地で「オホーツク文化」という独自の文化を発展。1913年にはモヨロ貝塚と呼ばれる遺跡が発見されることになって公園として整備されました。
モヨロ貝塚館はオホーツク文化等を紹介する施設としてその公園内に建てられた施設です。


↑地下1階の貝塚展復元展示室内にあるオホーツク式土器。1933年に出土されました。
↑1階の貝塚展示室。このモニターではモヨロ貝塚等について映像で紹介してます。
↑同じく1階にあるジオラマ。モヨロ人達の暮らしを再現してます。
↑このパネルで紹介しているのは「クマの貝塚」
クマの頭骨を積み重ねて作られたこの祭壇。鼻先は家の中心を向いており、モヨロ人の暮らしを見守ってるとのことです。
↑回転式離頭銛という特徴的で優れた狩猟具を持っていたモヨロ人。
この銛を獲物に刺し、柄を引き戻すと・・・
↑なんと銛先が90度回転。銛に刺された獲物はこれにより逃げられなくなります。
海上にいる獲物を確実に捕えるためにこのような銛に発達しました。
↑2階の貝塚展示室。ここではモヨロ人達の暮らしの道具が展示されてます。
小舟の上で狩猟をする様子のモヨロ人。
手には先ほど初回した回転式離頭銛を持ってますね。
↑階段へと続く通路はこのよように流氷が再現されてます。
奥の階段は2階からまた1階へと降りる階段となっており、モヨロ貝塚館は順路通り行くと地下1階→1階→2階→1階という降りて上がって降りて上がってをくり返す変わった順路になってます。
ここから1階に進むと先ほど紹介した貝塚展示室に逆戻り・・・ではなく、墓域展示室という場所に辿り着くので、次回はそこを紹介します。