ミカミカ☆シーサイドストーカー

ミカミカ☆シーサイドストーカー

私、ミカさん!ぼっちでアラサーな女の子♡
そんな私に突然おしゃが「ミシカは終了だよ!」なんて言うからもう大変!
え〜っ!!私がミシカの伝説を後世に語り継ぐ戦士!?
次回!レジェンド☆ミカキュア!『ミシカの伝説は永遠♪』お楽しみに!

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※劇場公開当時、観賞直後に書いた文章を今日のNHK放送に合わせて発掘してきました。
もともと、宝塚にはそのかぐわしい香りを感じられるような距離まで近づいたこともない全くの初心者が、当時の興奮のままに書いたものです。変なことを言っていたらすみません。叩かれたらすぐ消します。
 
 
 
 
 
「ひょんなことから人間界に落ちてしまった牛魔王と羅刹女の息子が、
人間界でナンバーワン料理人を目指す話だよ」
 
 
 
 
 
 
なにそれ
 
 
 
 
 
ひょんすぎない???????????
 
 
 
 
 
思ってた宝塚と違うんですけど???????
 
 
 
 
 
そんな、ひょんなあらすじの星組公演

【GOD OF STAR-食聖-】

を、ひょんなことから観に行く機会に恵まれました。
 
 
 
 
 
宝塚に興味はないけど、神様とか出てくるっぽいし
もともとミカさんの中にあった「宝塚=ザ・お耽美」って感じの演目でもなさそうだし、面白そう!!!
行く行くー!!!
 
と、軽い気持ちでチケットを譲っていただいたのですが
 
 
 

この時まだミカさんは知らなかった…
その演目が
とんでもない演目だということを…
 
 
 
 

とんでもない①【出演者がとんでもない】

なんとこの公演、星組トップ男役の紅ゆずるさんと
トップ娘役の綺咲愛里さんの退団公演だったんですよ。
 
 
えっ、紅ゆずるって、あの????
 
 
 
 
 
 
ねんどろいどになった紅ゆずる????
 
 
 
 
 
 
宝塚全然知らないミカさんですらその名前を知っているスタアの????
 
 
 
 
 
 
 
 
 
卒業公演なの????
 
 
 
 
 
 
えっ、それを????ヅカオタでも何でもないミカさんが????
見て????????いいの??????
 
 
 
えっ、だって、舞浜のイベントのラス日前一週間とかさ、
「応援しているお兄さんの退園前最後のショー」とかさ
 
 
 
 
 
 
修羅じゃん?????????
 
 
 
 
 
大丈夫??????
刺されない???????????
 
 
 
 
 
 
 
ヒロインの綺咲愛里さんは、初めてお名前を聞いた方だったんですが
 
 
 
 
 
アニメ。
 
 
 
 
あれはね、二次元のキャラです。
三次元の人間とかではないです。
 
 
 
だって、ピンクのロングヘアなんですよ??????
 
 
それがね
 
 
 
それウイッグとかじゃなくて、
完全に生まれたときから生えてたよね????
 
 
 
っていう似合いっぷり
 
 
 
なんだ????宝塚のトップってフィギュアとアニメなのか????(←????)
 
 
 
 

とんでもない②【メインテーマ曲の『GOD OF STAR』がとんでもない】
 
オープニング早々から歌われるこのメインテーマ(作曲ヒャダイン)がね
まー、またとんでもないの
 
 
「暗い空を切り裂いて あなたのもとへ
愛と夢と冒険を届けに行こう
赤い炎 この胸に熱く滾れば
秘めた力解き放つ
いま始まる 素敵な冒険
そう未来を この手で作ろう
もう誰にも 止められはしない
まばゆく輝く 俺こそGOD OF STAR 」
 
 
 
え???これは???
 

紅ゆずる(cv.紅ゆずる)のキャラソンです???
 

キャラソンにありがちな、キャラの性格とかモチーフとか属性とかイメージカラーとかをふんだんに盛りこんだ感じのやつ???
 
はい、オタクの大好物なやーーーーーーーつ
 
しかも、ヒャダイン作曲だけあって、オタク耳に刺さるメロディしてるのよねーーーーーー!!!
 
 
はあ〜〜〜〜。
紅さんってこういうタイプのスターさんなのか。

なるほど、完全に理解した。
 
 
 
声優の歌うキャラソンから新ジャンルに入るという
ちょっと変わったところ入り口を選びがちな
深読み大好き自己解釈乙自分御都合設定厨奴大興奮。
 
 
 
そして、二番の同パートは一部曲調が変わって、星組次期トップの礼真琴さんの歌唱
 
「冷たく凍る 青い刃が光る
どんな光も 暗闇に吸い込まれる
ネガティヴエンジン フルスロットルで
この世を暗黒に閉じ込めて 永遠に逃さないおまえを
さあつくろう 新たな世界を
そう未来を この手で掴もう
もう誰にも 止められはしない
妖しく煌めく 俺こそGOD OF STAR」
 
 
モチーフカラー:ブルー
属性:
 
オタクのみんなが大好きな
妖しい魅力のダーク&クールキャラ
頂きました
 
 
 
 
次期トップの礼さんはこういう感じなのね。

なるほど、完全に理k
 
 
 
 
 
 
でもさ、この曲の恐ろしいところなんですけど
ただのキャラソンじゃないんですよね。
 
キャラ紹介パートの次に来る歌詞
ちょっともう一回見てもらっていいですか???
 
 
「いま始まる 素敵な冒険
そう未来を この手で作ろう
もう誰にも 止められはしない
まばゆく輝く 俺こそGOD OF STAR」
 
が、紅さんパートの歌詞で
 
 
「さあつくろう 新たな世界を
そう未来を この手で掴もう
もう誰にも 止められはしない
妖しく煌めく 俺こそGOD OF STAR」
 
 
が、礼さんパートの歌詞ね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
見た?????
 
 
 
 

ねえ、見た?????
 
 
 
 
 
ちょっとここで思い出してほしいんですけど、これって、
 
紅ゆずるさんの退団公演なんですよ。
 
 
 
今作で退団していく紅さんは
「今始まる 新たな冒険」 「この手で未来を“つくろう”」
 
 
 
そして、紅さんの後を引き継ぐ礼さんは
「さあつくろう 新たな世界を」 「この手で未来を“掴もう”」
 
 
 
 
宝塚から活躍の舞台を移す紅さんは「新たな冒険を始めて、未来を作っていく」
 

次期トップの礼さんは「ここで新たな世界をつくり、その手で未来を掴みに行く」
 
 
 
 
 
 
なんだ…
 
 
 
 
 
 
なんだこれは…
 
 
 
 
 
 
 
これが、エモいってやつか…
 
 
 
 
 
 
泣ける。泣けるしかない。
ミカさん、星組さんとなにも積み上げて来ていないのに
まだ出会って数時間の身なのにもう泣ける。
 
 
 
そしてこの曲の終わりなんですけど
 
 
 
 
 
 
星組の皆様「まばゆく輝く 君こそGOD OF STAR」
 
 
 
 
 

紅さん「俺こそGOD OF STAR」
 
 
 
 
 
 
 
 
「あなたこそが星(組)だ」と星組の皆さんが呼びかけて
 
 
 
それに紅さんが「自分こそが星(組)だ」と応える
 
 
 
そして最後のフレーズは全員で
「それ行け地の果て 星空越えて」
 
 
そうか、行くのか…

星(空)を越えて…
 
 

なんだ…
 
 
なんだこれは…
 
 
アニメの最終回に、いつものエンディング曲の代わりに
元々のアーティストじゃなくて、登場人物全員(の声優)で歌うオープニング曲が流れて
物語のラストシーンに重なりながらエンディングのスタッフロールがながれて終わるやつ…?
(伝われ)
 
 
 
 
 
ねえ、まだオープニングなんですけど…
 
 
 
 
 
星組さんのファンの皆さんは
紅さんのファンの皆さんは
息をしているんでしょうか
 
公演初日
幕が開いて初っ端にこの曲を聴いて
死人は出なかったのでしょうか
 
 
 
 

とんでもない③【そもそもこの脚本の作りがとんでもない】
 
全体的にPOPでコミカルな作風なくせして、
確実に急所を突いて来てる、これは確信犯の犯行
 
 
 
主人公のホンって【紅】だろうし、その正体は紅孩児だし
ヒロインのアイリーンって、綺咲【愛里】さんの名前から来てるんだろうし
ああ、これは、当て書きのお話なんだなあ、とは思ったんです。

でもこれ、当ててるの名前だけじゃないんですよね。
 
 

なんやかんやあって、見事世界最高峰の料理人の【星】の座を手にした主人公。
惜しくも敗れたライバルは、主人公の前で崩れ落ちるんですけど
 
 
 
 
 
主人公がライバルに星の証を託すっていう
 
 
 
 
紅さんが礼さんに星を託すっていう
 
 
 
 
 
 
現トップが次期トップに星(組)を託すっていう
 
 
 
 
 

過ぎるが、過ぎるよ…!!!!????
 
 
 
 
 

そして、最後にはライバルが

「いつか、おまえ以上に幸せになってやるからなーーーーーーーー!!!!!」

って、一人叫ぶシーンもあって
 
 
 
 

察し(涙目)
 
 
 
 
 
 

面白演目っぽいなあ、なんて
軽い気持ちで観に来てしまったけれども
 

もしかしたら
 
伝説と呼ぶに値するようなとんでもない作品
を観てしまったのかもしれない。
 
 
 
「紅ゆずるという星組トップスターの集大成となる作品をつくりたい」
という熱いハートがまずあって
そこに、物語とかキャラクターとか歌とかが肉付けされていって
出来上がったのがこの【GOD OF STARS-食聖-】という作品なんだろうな
って、思いました。
 
 
この作品そのものが、星組の皆さんから、宝塚という歌劇団から、紅さんへの贈り物なのかなって。
 
 
ウニもフグも宝塚も、その後好きになるか嫌いになるか決めるのは
最初に出会った一発目次第だと思うんですが、それで言えばミカさんの宝塚は
ウルトラスーパー好印象です。
 
 
でもね。
 
またいつかご縁があって、宝塚を見に行く機会に恵まれたとしても
今回のこの作品で受けた衝撃を越えることって、きっとないと思うんですよね。
 
 
 
 
 
やばい…ものすごい相手で童貞捨てちゃった…。
 
 
 

そうそう。
今回見ていて、唯一残念に思ったのは、オープニングの天界のシーンで「素敵!!」って思った長髪の天界人さんがその後一度も出てこなかった点です。
もっとよく見ておけばよかった。
 
あとすいません、前半で興奮しすぎて後半のレビューはあんまり記憶にないです。