最近は気候がコロコロ変わって、暑かったり寒かったりでイヤですね。体調を崩しやすいので気をつけて下さいね。
今日は、少し真面目な話です。
いつかは書こうと思っていましたが、今回から、シリーズで私の内視鏡検査への想いを書いてみることにしました。
従来、内視鏡検査はきつい、痛いというイメージがあり、敬遠されがちでした。
そのためツライ症状があっても、検査への抵抗感のために病院を受診せず我慢され、病気が進行した状態になって初めて病院を受診されるケースを、私自身何度も経験してきました。
何故、検査がツラくて、苦しいのか。
それは、ほとんどの方がプロによる検査を受けていないからではないか、と思っています。
私も人の事は言えず、若いころの技術はひどかったと思います。
ただ、ツライ検査をうけたことにより、発見が遅れてしまう方を少しでも減らしたいという思いがあり、楽に受けていただけるように本を読んだり、上手なドクターの見学をさせてもらったり、トレーニングを積んだり、一生懸命に勉強しました。
今日の検査はしんどかった、と言われることもしばしばでした。
色んな方に勉強させていただいたお陰で、今は受診される方に「前よりずっと楽だった」、と言っていただけるようになりました。社交辞令もあるとは思いますが・・・(;^_^A。
正確な数は数えていませんが、おそらく1万人以上の方に検査を受けていただいていると思います。
もちろん、数だけで技術を評価することは難しいです。
本を読んだり、人の技術を見たり、教えてもらったり、たくさん数をこなすだけでプロになれれば、スポーツなら皆プロスポーツ選手になれると思いますが、現実は違います。
プロというのは、技術に加えて強い思いが必要なんだと思います。
私自身、寝ても覚めても検査のことを考えていましたねぇ。
当クリニックでは、検査を受けていただくために、今でも出来る限り色々な試みを行っております。
次回は、その工夫をいくつか紹介してみたいと思います。