先週の金曜日(7月5日)、富山では最低気温が30℃を超えました(最高気温ではありませんあせる)。

その日は南から暖かい風が吹き始めたかと思うと、最終的には温風の嵐となり(ドライヤー状態)、窓を開け放っていると、もあっとした空気が室内を駆け巡ります。カーテンが乱舞し、アルミのごみ箱も吹っ飛ぶ勢いです。

どこに行ってもモアモアして、逃げ場がありません。

夜になっても風は止まらず、結果全く気温が下がりませんでした。

これがニュースで聴く「フェーン現象」なのか・・・・

初めて経験したフェーン現象。

ちなみにフェーン現象は:

・標高1,000mの山があるとする。
・山に向かって風がふく。
・空気が山に沿って上昇すると、1,000mで空気の温度は5℃さがる。
・その時の空気に十分な水蒸気が含まれていると、高度の上昇に伴い飽和して雲が発生する。
・雲が発生して雨が降ると、空気から水蒸気が失われる。
・その空気が今度は山の反対側に降りていくと、水蒸気が含まれていない分、温度の上昇率が高くなり空気の温度が10℃上がる。

という仕組みで発生するそうです。

そういわれてみれば富山は南側と東側に高い山があるので、どちらかから風が吹くとフェーン現象が発生するということですね。

日本は山地が多いため、各地で頻繁に起きているそうですが、ここまで顕著に感じたことはありませんでした。

恐るべしフェーン現象でした。