京都の通りは東西南北碁盤の目のように張り巡らされており、

住所も「通りの名前を組み合わせたもの」で表示されることが多いのですが、

大小入れると通りの数も半端ではなく、[覚えれば便利」とわかっていても、

なかなか覚えられません(;^_^A

昔の人も同じことを考えたのか、京都には通りの名前を覚えるための唄が語り継がれています。

今日は、横の通り(東西に走る通り)を覚えるための唄をご紹介します。

その名も「丸竹夷(まるたけえびす)」!

語呂がいいので、ご興味のある方は是非口ずさんでみてください。


音譜丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)

姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)

四綾仏高松万五条(しあやぶったかまつまんごじょう)

雪駄ちゃらちゃら魚の棚(せったちゃらちゃらうおのたな)

六条三哲とおりすぎ(ろくじょうさんてつとおりすぎ)

七条こえれば八九条(ひっちょうこえればはっくじょう)

十条東寺でとどめさす(じゅうじょうとうじでとどめさす)音譜


※それぞれ以下の通りの名前に対応しています(頭一文字が唄になっています):

丸太町(まるたまち)、竹屋町(たけやまち)、夷川(えびすがわ)、二条、押小路(おしこうじ)、御池(おいけ)

姉小路(あねこうじ)、三条、六角(ろっかく)、蛸薬師(たこやくし)、錦小路(にしきこうじ)

四条、綾小路(あやのこうじ)、仏光寺(ぶっこうじ)、高辻、松原、万寿寺(まんじゅじ)、五条

雪駄屋町(現在は楊梅通)、鍵屋町(ちゃらちゃらは鍵の音?)、魚棚

六条、三哲(塩小路通のこと)

七条(しちじょう)、八条、九条

十条、東寺


音譜実際のメロディがYouTubeで紹介されています。こちらも是非!


南北の通り(縦の通り)については「寺御幸(てらごこ)」という別の唄があります。

後日ご紹介しますのでお楽しみ(?)に!