※今回は、出血やお医者さんの処置の話など具体的に
書いていきたいと思います。
苦手な方はとばしてくださいね💦
無事出産。
赤ちゃんはいたって元気。
でも、母親から胎盤がなかなか出てこないらしい。
普通5分くらいで出てくるらしいが、待てど暮らせど出てこない。
出血もあったようで、お医者さんも助産しさんも焦り始めていた。
何分くらい経ってからかは分からないけれど、私は突然いきみたくなった。
「いきみたい!」
と、分娩台の上で叫んだ。
赤ちゃんを産み落とすときよりも、はるかに強い
「出る!」
という衝動。
「衝動」というのが合ってるか分からないけれど、上手く説明できないが、とにかくいきまずにはいられなかった。
ついさっき赤ちゃんを産んだ何倍もいきんだ気がした。
そのいきみは、胎盤だけでなく子宮まで一緒に体外に押し出してしまった。
「子宮内反症」
というものだった。
とにかく出血がひどく、お医者さんも助産師さんも大慌て。
脈はどんどん落ちていき、上が50くらいになった。
もともと血管が取りにくい私が、血圧がさがってさらに点滴が打ちづらくなっていた。
助産師さん?看護師さん?が何度も肘の裏の部分で試してみるが刺さらず、お医者さんから、
「まだ刺さらないのか!?」
と、怒号が。
結局、手の甲に点滴が刺された。
その間も出血は続く。
止血を試みるが止まらない。
子宮を元に戻そうとするが、それもできない。
周りの焦り具合を見て、1月から始まった「テセウスの船」を思い出した。
第1話で、上野樹里さんが赤ちゃんを出産と同時に亡くなるシーンがあった。
「自分もそうなるのかな。」と思った。
と同時に、
「こんなことが考えられるなんて、自分は意外と冷静だな。」
とも思った。
後で聞いてみると、旦那さんにも同じことを思ったらしい。
そして、
「これから子どもと2人でどうやって生きていこう。」
と、本気で考えたそうだ。
旦那さんは分娩室で一部始終を見ていた。
お医者さん達の慌てっぷりや、凄まじい状態の私を見て、本当にだめかもしれないと感じたらしい。
私はずっと意識はある。
お医者さん達の会話もはっきり聞こえる。
でも、目を開けているのがだんだんしんどくなり、目をつむった。
お医者さんから、
「大丈夫?目を開けて!」
と、すごい勢いで言われた。
お医者さんは、私が意識を失ったと思ったようだ。
なんとか目を開けた。
お医者さん達も、
「良かった。」
と言っていた。
私は、産院から大学病院へ緊急搬送されることになった。
