今回も東京都品川区の蛇窪神社のお話です。
前回の蛇窪神社の宮司様御夫妻との
高尾山薬王院参拝と蛇滝水行道場の滝行を経て、
今年も蛇窪神社では、7月4日（木）己巳の日祭、
7月6日（土）は七夕祭の前日祭で元宮龍神社にて蛇窪龍神様の法要を務めさせていただきました。
前回の記事です。
当日は大変な水量の滝でした。
7月4日（木）
蛇窪神社では60日に一度の己巳の日は盛大なお祭りとなってます。
現在は白蛇様や辯財天様で有名ですが主祭神は天照大御神様で配祀神は八幡様と天児屋根命様です。
当日は宮司様が筆頭で神式中心の祭行となります。
その一部で私が真言密教式の作法で白蛇辯財天様の（法要）御供養を務めさせていただきました
この日は白蛇様の戻り道で、神社が兼務している大原不動尊と、豊川稲荷東京別院分祠に
御法楽をして回ります。
江戸時代まではこんな感じで神道と仏教が一緒の神仏混合の神社仏閣が沢山ありました。
この日限定の蛇窪神社発行の
大原不動尊と豊川稲荷様の御朱印をいただけます。
（仏様です）
元々、蛇窪神社は鎌倉時代に元宮の龍神社があった場所に真言密教のお坊さんの法密上人が建てた神社です。
龍神様の次に法密上人がお呼びしたのは、京都伏見稲荷大社からお稲荷様（宇迦之御魂命様）お呼びして稲荷社を建てました。
現在の境内に関西提灯で見事な御社が再建されています。それが法密上人から名前をいただいた法密稲荷様です
昔はお坊さんが神社を建てるのが当たり前で一緒にお寺も建てて、神宮寺とか別当寺とか神護寺とかにしてました。
この神社も例外なく神仏混合の神社です。
しかも宇迦之御魂命様と豊川柁枳尼眞天様の両稲荷様が一緒にいます。
7月6日（土）（七夕の前祭）
この日は元宮の蛇窪龍神社の7日の七夕祭りの前祭で私が導師をさせていただいて
全くの真言密教式の御供養（法要）をさせていただきました
こちらが白龍様がいらっしゃる御社です。
神様の御遣いの白蛇様が8回輪廻転生すると
白龍様になるそうです。全く仏教のお話しそのものです。
白龍様（龍神様）のお話です（信じるか信じないかはあなた次第です）
白龍様 中国ではパイローンと呼びます。
龍と龍神様は別物です
天帝 神様界の頂点の神様 仏教やヒンズー教でいうと帝釈天様（インドラ）や梵天様（ブラフマー）
に仕える龍です。
日本でいうと、天照大御神様ですね。
白蛇様は辯財天様や高尾山の飯縄大権現様や水天様、寒川大明神様等の水や山に関係ある
神仏の下で修行して輪廻転生して白龍様になります。
有名なのは伏見稲荷大社の白龍様です。お稲荷様と白龍様は切っても切れない関係です。
１，人間（一般の方や霊能者）には絶対憑いたり、操ったり使役はできません。
神仏の眷属なので、余程のお坊さんか、神職、行者に憑きますが大変な試練を受けたりお役目を課されます。
龍神様の中でも位が高いのでなかなか人間には相手をしてくれません。
２，龍の中で空や異次元空間を飛ぶ速さが一番で他の龍が追いつけないそうです。
白い錦鯉や魚に化けて人間を見張ります
変身が得意です。大きさも大小自由になれます。
３，縁を結ぶのが得意。 金運や、人と人、神仏同士の縁、人間と神仏の縁。
４，勿論、天候を操る事。空にいるだけではなくて自然の滝にいる時があります。
青龍様と同じで自然も操れます。
５，人間には運命を超えた宿命を与えます。修行をさせます。
６．龍の中でも温和な性格で表情が豊かです。
７，やはり龍神様なので荒ぶると人間ごときは簡単に殺すか、罰を与えます
８，お酒が好きです。
こんな感じです。
本当は滝や滝行についてのお話をしたいのですが、ここまでです。
本日はどうもありがとうございました
鶴島大顕
