今日は9月28日(火)は不動明王様の御縁日です
五大明王様の御縁日でもあります。
今回は明王様のお話です。しかも長くなるので2回に分けてお話します。
五大明王様
お不動様の御縁日ですが五大明王様の御縁日でもありますので当方ではお酒をお供えしてお勤めさせていただきます。上の絵で説明しますと
日本名で詳しくは中央に大日大聖不動明王、右下から時計回りに進み
降三世夜叉明王、軍荼利夜叉明王、大威徳夜叉明王、金剛夜叉明王となります。
その前に9月18日(土)は己巳(つちのとみのひ)でしたので東京都内の有名な、品川区の蛇窪神社と台東区の上野の不忍池辯天堂、近くの五條天神社と花園稲荷神社に参拝させていただきました。
蛇窪神社
写真の焦点が特性、じゃに集中してしまいます。
台風の真っ只中でしたが時々雨がやんでくれました。
年に6回しかない己巳の日の大縁日なので出店も出て大変賑わっていました。 拝殿の参拝に20分程並びました。
上野不忍池辯天堂
台風空ですがしかも、己巳の日の大祭の御修法が始まると雨がぴたりと止み今回は内陣までは入れませんでしたがお堂の前で大祭に参加させていただきました
そしてごめんなさい、人生初めての御朱印をいただきました御神籤付きです
(印刷、有料)ですがとても綺麗でしたので
本日28日はお不動様の御縁日ですが五大明王様の御縁日でもありますのでお酒をお供えしてお勤めさせていただきます。
本題の五大明王様のお話です。
最初に私は真言宗密教の修験道なので弘法大師空海様から引き継いだ教えの元にお話させていただきます。
(天台宗、天台密教、台密とは少し違った解釈があります。)
あまりにもお不動様と愛染明王様が有名過ぎて他の明王様がなかなか知られていません、上の2人明王様は実は根本中の根本の仏様なのでしかたありません、いずれ愛染明王様のお話はします。勿論、お稲荷様、ダキニ天様、弁才天様にとってはとても重要な仏様だからです。
少数ですが他のブログやサイトでは
仏様はお釈迦様の様な人間から仏様になるのが普通で紀元前800年位からの新しい宗教と魂であり、それよりも日本の神様達は古代からで元々日本の自然や精霊、神霊、人霊からなるもので一番歴史の古い魂とされることが多いです。(簡単にいってしまうとですが)
地球の人間の宗教、信仰として長く続いているという意味ではその通りだと思います。
私も日本の神様と神道が大好きですがあまりにも宇宙から見たら間違っています。人間本位で逆に日本の神様達に失礼です。
その前に私達の銀河系の宇宙の歴史がありその又遥か彼方の大宇宙があります、私達の宇宙だけでも何番目かの宇宙の第七宇宙とされいわれています。その又大宇宙の先の上の宇宙が存在します。
その宇宙は物質も欲も無く、時間や数字もありません、生命や寿命もありません、しかも天国もありません、魂もありません、私達が言葉で表すならば、意識界という世界です。魂と似てますが違うものです。
矛盾しますがそちらにいらっしゃる方々、人間の言葉でいう仏様のお話です。
それが如来様と明王様です。
仏様、悟りを開いた如来様は私達人間衆生に対して説明するのに3つに分けて説明しています。
三身といいます。
法身仏(ほっしんぶつ)
毘盧遮那仏(大日如来) 最初も後もなく本来身体もなく形もない仏様。
報身仏(ほうじんぶつ)
阿弥陀如来、薬師如来など 宇宙と地球でも修行して輪廻転生して悟りを開いて成仏した仏様。数えきれないほどいらっしゃいます。
応身仏(おうじんぶつ)
釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)お釈迦様 宇宙とこの地球において輪廻転生して修行をして地球でやっと人間の前に現れて人間のまま悟りを開いた仏様。
実は人間からは仏様になるのには何十回か何百回も輪廻転生と修行が必要です。地球上で悟りを開いて如来になったお釈迦様は特別です。
そしてその他にこれから未来に出てくる仏様を未来仏といいます。
56億7千万年後に現れる仏様が
弥勒仏(みろくぶつ)現在は弥勒菩薩として修行しています。
以上を仏陀、ブッダ、バガボンド、バガボンといいます。
そこで明王様はヒンズー教の神様とされることもありますが仏教特に密教では如来様の化身、応現身とされています。
仏教という宗教の名前はお釈迦様が出て説法をしてお弟子さん達が広めた頃から始まった名前でたかが3千年近くの歴史しかありません、それ以前に仏教はありました。
更に仏教、ヒンズー教、それぞれの国の宗教、神々を宇宙世界に当てはめたものを曼荼羅に表して全宇宙の真理システムを表したのが秘密の教えそれが密教です。最新の進んだ仏教ということになります。
間違ってはいけないのは仏様の教えという仏教は小宇宙や地球が生まれる前から他の天体や星の人間でもあった信仰で起源の始まりは分かりません、一説によると数百千万劫前ということです。
(現在でいう百兆テラバイト年前位になります)
勿論、地球や日本の歴史は相手になりません。
結果的に一番古い信仰は仏教ということになります。
簡単にいうと最初からあった教え、信仰です。
そこで五大明王様のお話です。
中央に大日大聖不動明王 大日如来の化身です。
北方に金剛夜叉明王 不空成就如来の化身です。
お釈迦様の化身とも。
東方に降三世夜叉明王 阿閦如来の化身です。
南方に軍荼利明王 宝生如来の化身です。
西方に大威徳明王 阿弥陀如来の化身です。
すべて如来が明王に変化して私達の前に現れるのには意味があります。姿や憤怒の形相にも意味や役目が隠されています。
私達、真言密教のお坊さんや修験道の行者はこの五大明王は五大尊として最高最上の神仏としています。
修法、修行、生活、過去現在、未来においてすべてが五大明王と共にとされています。
すべての神仏に繋がっているわけです
その究極が護摩修法と柴燈護摩になります
五大明王様をお呼びして修するからです。
皆さんも一度は五大明王様に御縁ばかりか助けていただいているのです
次回も最強の仏様、明王様のお話をしたいと思います
ありがとうございました鶴島大顕