?本日は9月14日(火)毎日気温差がある天気で身体の調整が難しい季節です、私もコロナウイルスのワクチン接種の2回目が終了しましたルンルン

 

今回も皆さんが普段ではご覧にならないかと思う自物をご紹介します。

 

俊源大徳

高尾山薬王院の中興の祖 俊源様ですお願い 掛け軸型の絵像です。

御魂は入っていませんが時々、表情が違う場合がありますキョロキョロ

修験道(山伏)姿で赤い鈴懸(すずかけ)と赤い野袴(のばかま)は最高位の大先達しか着用することができません。

 

私がまだ高尾山薬王院の修験道、護法会に在籍していた頃に修験道の開祖、役の行者 神変大菩薩様の一千三百年の御遠忌記念に関係者や信者さんに送られたものです。

約21年前の秋でした。

 

南北朝時代の永和年間(1375)には京都醍醐山(醍醐寺)より俊源大徳が入山し八千枚の護摩供養秘法の後、今のご本尊「飯縄大権現(いづなだいごんげん)」を奉祀し中興されました。

 

最初に高尾山薬王院を開いたのがこの方。

開山行基菩薩

開山行基菩薩

天平年間の1200年程前に聖武天皇の勅命を受けて全国のお寺を開山させた日本の寺院開発の始祖でその中の一つが高尾山薬王院です。

 

中興の祖、俊源大徳 (お坊さん姿)

中興の祖、俊源大徳

南北朝後期、後円融天皇の永和年間、一休禅師の登場にやや先立つ頃、京、山城の国醍醐山より俊源大徳高尾山に来てこの地の仏法興隆を祈って、山中の滝に垢漓をとり、炊き谷に庵を結び、不動明王八千枚護摩供秘法という難行に挑み、精進の甲斐あって飯縄大権現を感得せられました。

 

簡単にいってしまうと俊源様がお不動様の八千枚の護摩供の修法をしているとお不動様が衆生救済の為に飯縄大権現様に化身して現れたということです。

 

高尾山の法流

高尾山薬王院に伝えられる真言密教の教えは、師資相承と言って、瓶から瓶に水を移すように(瀉瓶)師僧から弟子へ面授、伝授相承されるという方法で今日に至っている。
これが「法流」と呼ばれるのであるが、我が高尾山薬王院の法流は、中興の祖俊源大徳(永和4年=1375=10月4日寂)にまで遡る事が出来る。
俊源の師僧は山城の国醍醐山無量壽院の「俊(しゅん)盛(ぜい)」と伝えられ、師の俊盛から俊源に授けられた「清滝権現の印(いん)真(じん)許可書(こかしょ)」(清滝権現を本尊として祈請するときに用いる手印(しゅいん)=印相(いんぞう)と真言=陀羅尼(だらに)を正しく伝えた旨の証明書)が今日まで高尾山文書として遺されています。

 

高尾山は元々は真言宗醍醐派の寺院でした。

 

醍醐山 理源大師 聖寳(りげんだいししょうぼう)様

京都市伏見区醍醐町に位置する真言宗醍醐派の総本山である。醍醐山、醍醐寺は一山の総称で、三寶院門跡を主院とする。清和天皇の貞観16年(874)弘法大師空海上人の法孫、小野流始祖「聖(しょう)寶(ぼう)理源(りげん)大師(だいし)」の開基に拠る。

 

上記の御三方と弘法大師空海様と真言宗の中興の祖の興教大師 覚鑁様と修験道(山伏)の開祖、役の行者 神変大菩薩様を含めた6人の方々がいなければ現在の高尾山と日本の神社とお寺は成り立っていませんでしたニコニコ

 

詳しい内容は高尾山薬王院のホームページのこちらで。

高尾山薬王院の成り立ち | 高尾山薬王院公式ホームページ (takaosan.or.jp)

高尾山薬王院の成り立ち其の一に書かれています。

 

私達はお勤めや修法の時には必ずこの6人の方達のどちらかの御法号をお唱えします。

 南無大師遍照金剛、南無行基菩薩、      南無神変大菩薩、南無興教大師、

 南無聖寳尊師、南無俊源大徳とお唱えします。

 

ビックリマークそして今回、俊源大徳様のことをインターネットで探していたらなんと、私の過去の高尾山薬王院の火渡り祭の写真が使われていました。

約20年以上前の火渡り祭の様子です。

清浄払い先達(塩で清めている先達)の後ろの2番目が私です。

まだ私が30代前半の下っ端の頃ですが後ろの紫色の鈴懸を着た大先達の前に先に渡っている私は大バカ者です。

 

この当時は高尾山薬王院の火渡り祭は規模も参拝者も壮大で賑やかでした。全国各地からの山伏と僧職が集まり、観客を含めて1万人近くの時代でした。

 

当時は肖像権を無視して色々なメディアや書籍に私が掲載されていましたがまだ残っている様子です。 皆さんのお役や参考になれば幸いですお願い

 

ちなみに私の高尾山薬王院での法名は源聖といいます。

 

高尾山では代々 秀、俊、源 の三つの漢字の中の何れかを法名に入れて使わせていただきます。

 

私は恐れ多くも俊源大徳様の 源 

理源大師 聖寳様の 聖 をの両方を字を使わせていただいています。

 

乙女のトキメキ今回はこちらサイドのお話になりまして恐縮です照れ

高尾山薬王院のお話とご紹介でも大変な時間となってしまいますが本日はここまでです。

 どうもありがとうございましたお願い犬 

 鶴島源聖