いつも当ブログにお越しいただきありがとうございます、少し日にちは経ちましたが 立春初詣で神奈川県の白笹稲荷神社と出雲大社相模分祠へ、
この日は例年より早い春一番が吹きましたが神社内は風がぴたりと
止まってました。
翌日は東京赤坂の豊川稲荷東京別院に参拝させていただきました
2月4日 立春初午の翌日の白笹稲荷神社 晴天で清々しい境内です。
神奈川県秦野市ある関東の三大稲荷神社です。
宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)様
大宮売命 (おおみやめのみこと)様
猿田彦命 (さるたひこのみこと)様の三柱の御祭神です。
秦野市の名前の由来になった大和時代の外国から来て日本に帰化した豪族の秦氏の一緒に日本に連れてきた守護神だそうです。
総本山が京都の伏見稲荷大社で伊勢神宮の外宮の神様でもあります。
ということは日本のお稲荷様も元は外国から来たの、となってしまいます。
諸説は色々とありますが日本史や古来からの書物や物語が根底から覆されてしまうので誰も詮索しません。
現在では日本では一番親しまれて人気のある神様であることは間違いありません。私も一番大好きでお世話になっている神様です。
基本的には(本当はいろいろありまして)
狐さんは眷属で日本の狐さんと違う想像上の狐さんでどちらかというと同じ犬科のジャッカルに近いお姿です。(本当はジャッカルの神格化らしいです) 神様自体は人間の様なお姿です。
同日 出雲大社相模分祠 こちらも雲一つない晴天です。
御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)大黒天様
事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)恵比寿天様
合祀祭神28柱(兼務神社23社のご祭神)
大黒天様と大国主大神様は字が似ているので一緒になったとか
こじつけな話や諸説あります。
こちらも現在ではお稲荷様と同じく日本ではとても親しまれている
恵比寿天様と一緒に日本一縁起の良い神様の代表格です。
以前にも書きましたがこの神社の境内には大黒様のお遣いの龍蛇神様というウミヘビの神様もいますし、出雲大社より先に古来から鎮座している八坂神社と御嶽神社があります。
私達修験道から見て大黒天様と牛頭天王様と蔵王権現様が同時にいらっしゃる神社はなかなかありません、こちらに参拝に来たら龍蛇神様と
八坂神社と御嶽神社にも参拝することをお勧めします。
2月5日 豊川稲荷東京別院 奥の院
この日も晴天でした こちらはかなりの参拝者がいらっしゃいました。
こちらは曹洞宗 圓福山 豊川閣妙嚴寺 東京別院
(そうとうしゅう えんぷくざん とよかわかくみょうごんじ)という座禅で
有名な禅宗のお寺です愛知県豊川市が本山の東京の別院になります。
御本尊のお釈迦様や観音様の鎮守、守護神の柁枳尼眞天様をお祀り
しています実際すでに御本尊といっても間違いなく有名な日本三大稲荷
といわれています。
完璧なインド~中国経由で日本に来た仏様の御遣いのダキニ天様で
こちらも外国から来たお稲荷様です。
当家と当社にも御神体をお祀りしています。
私達は高尾山薬王院の飯縄大権現様と同じく仏様と呼んでいます。
以上の神社仏閣はいずれも関係性があります。
(関係性はいずれですみません)
別なところのお話になります。神様達それぞれ住む次元や居場所がそれぞれ違うこともありますが日本の神道の神様の神社と仏教のお寺の由来からくることもあるのは事実です 宗教という分け方で違った祭祀の仕方、拝み方、私達でいうと参拝の仕方などが違うのがそうです。
参拝の時に神社で二礼、二拍手(四拍手)、二礼(一礼)と等々、
お寺では拍手(かしわで)を打たず、合掌だけになってます。
一般の方達は現在はそれで良いかと思います、明治維新後に確実に
色々あれどそうなったからです。
区別する事は悪いことではありません、皆さんが神社仏閣の違いが理解できれば簡単に参拝しやすい良い利点でもあります。
現在でも高尾山や豊川稲荷で柏手を何回も打って参拝をしている方が
大勢います。しかし皆さん分からないので仕方ありません
私達プロの者が教えないのがいけないのです。
その前に神様仏様の違いが私も含め分かりづらいのが最大の原因だと
思っています。
間違っても知らなくても一部の神仏以外はそうそう怒ったり機嫌を損ねることはありません 本当は皆さんの参拝の仕方は自由なのです
(自由とは一番難しい言葉です)
一応、礼儀として現在のシキタリというものが存在します。
私はシキタリを破るのが大好きな人間ですが時として仕来たりというものが
新鮮(神仙)なものだと思っています。
ここから私達 真言密教の修験道の場合です。
(流派によっては違いがあります)が念の為
実は私は仏様の前でも拍手をします。意味合いが違います。
かしわでではなくて、はくしゅです
修法の中や次第の中に(はくしゅ)があります、私の場合はそれでなくても神道とは違った拍手をします。
勿論 上の白笹稲荷神社様、出雲大社様、豊川稲荷様共に
真言と般若心経を唱えるのは通常で神社の場合は祝詞も奏上します。
手を合わせる時は真言宗なので弘法大師空海様と一緒の金剛合掌です。(神社仏閣に関係なく神仏によっては印も結びます)
(台密、本山派(天台宗系)の方達は護身法の後に拍手を入れている場合も あります)
それぞれとても意味合いが違い、理解して使っている訳です。
拍手だけではなくて私達仏教の三礼などお辞儀の違いや念珠や
お線香のあげ方まで違いがあります。
一般の方達や密教行者以外の方は上にも書いたように現代の
神社仏閣のシキタリに沿って参拝をする方が良いかと思います。
くれぐれもインターネットやSNSで知った真言や印や作法は控えて下さい。絶対に本物の師僧や先達から伝授された事柄しか通用しません、
とても危ないです。
今回は神仏の違いというよりは私達の少し気づいた違いのお話に
なりました。