今年も行ってきました。東京ミネラルショー。
今月の会社の月例会議がいつもの週頭ではなく週末ということで参戦が危ぶまれましたが、何とか行けました。
いつも通り真っ先に北米ブースに向かいました。
ケースの中がいつもより寂しいのは本展が始まる前だからか。。。と思いつつ。
「メガロサウルス・バックランディ」の文字が!
恐竜研究史の最初期に発見され、その歴史に燦然と輝く恐竜の歯です。
新宿ショーではこの最初期に発見された恐竜の双璧をなすイグアノドンの歯をゲットしていたので、メガロサウルスが揃えばホントに見栄えがします。
メガロサウルス・バックランディの歯は10年以上前から探していた歯です。
ここまで書くとゲットしたのか?
と思われると思いますが、残念ながら手持ちがわずかに足らず購入できませんでした。
珍しいものとして、他にアロサウルスの大型種とも言われるエパンテリアスの歯がありました。
アロサウルスの歯より大きさも厚さもあり、ギリギリ購入できそうな価格帯ではありましたが、メガロサウルスをゲットできないショックで完全に購入意欲が削がれてしまいました。
しばらくは腑抜けの頭で会場内をふらついていましたが、せっかく早起きして頑張ってきたので気持ちを切り替えました。
いつも北米ブースで大物をゲットして、他は流す感じで見ていたので細かなところまであまり目がいかなかったですが、探せばいいものありました。
以下、写真は今回ゲット品です
<左>
カナダのアカスタ片麻岩です。42億年前のものとされる地球上で最も古い岩石です。
<右>
オーストラリアのジャックヒルズで発見された44億年前のジルコンを含む岩石です。このジルコンが世界最古の鉱物と言われています。ルーペでよく見ると緑っぽいジルコンと思われる小さな粒がいくつか見えます。
共に41~38億年前の後期重爆撃期という多数の隕石が到来した時期と同じか前のもので地球の歴史を感じる一品です。
次はみなさんご存知のロシアのチェリャビンスク隕石です。
自分が生きているうちに映像でも見ることができた貴重な隕石です。写真ではわかりにくいですが、表面が焼けて少し赤くなっています。
ドイツのゾルンホーフェンで発見されたジュラ紀後期の翼竜「ランフォリンクス」の歯です。
翼竜の化石はモロッコ産の物しか持っていなかったのと、実はゾルンホーフェンの化石を1つも持っていなかったのでこれはいいものに出会えました。
あれ?今回は恐竜の化石はないの?
と思われた方もいると思いますが、1本だけゲットしました。
ウズベキスタン産のティランノサウルス上科の歯です。
白亜紀前期セノマニアン期と記載されていますが、文献を見ると白亜紀後期チューロニアン期となっているので表記違いがある気はしましたが、状態がかなりいいのとウズベキスタン産のティランノサウルス上科の化石は未購入であったため購入しました。
さて次です。
実は自分としてはこれが今回1番の戦利品です。2つの塊を購入しました。
1つ目です。
三畳紀後期、アメリカ、ニューメキシコ州のチンリフォーメーション産のフィトサウルス類ルチオドンの歯です。
上に見えるものがその歯ですが、下についている歯に注目しました。
鋸歯がある上に厚みがなくカーブしています。
時代を考えると、ポストスクスかコエロフィシス類の歯の可能性があります。
2つ目の表面です。
同じく三畳紀後期、アメリカ、アリゾナ州のパロデューロキャニオンフォーメーション産のルチオドンの歯です。
層の色合いが上の物と似ているので同じ産地では?とも思いましたが、ここはラベルを信じましょう。
ルチオドンの歯や骨が沢山ついています。
次、裏面です
やはりルチオドンの骨や歯がついていますが、左下に見える1本の歯がやはり薄くて鋸歯があってカーブしています。
これもポストスクスかコエロフィシス類と思われます。
いくつかの生き物が混在しているのと、北米の三畳紀後期の世界が伺い知れる興味ある資料です。
今回は以上になります。
今月の会社の月例会議がいつもの週頭ではなく週末ということで参戦が危ぶまれましたが、何とか行けました。
いつも通り真っ先に北米ブースに向かいました。
ケースの中がいつもより寂しいのは本展が始まる前だからか。。。と思いつつ。
「メガロサウルス・バックランディ」の文字が!
恐竜研究史の最初期に発見され、その歴史に燦然と輝く恐竜の歯です。
新宿ショーではこの最初期に発見された恐竜の双璧をなすイグアノドンの歯をゲットしていたので、メガロサウルスが揃えばホントに見栄えがします。
メガロサウルス・バックランディの歯は10年以上前から探していた歯です。
ここまで書くとゲットしたのか?
と思われると思いますが、残念ながら手持ちがわずかに足らず購入できませんでした。
珍しいものとして、他にアロサウルスの大型種とも言われるエパンテリアスの歯がありました。
アロサウルスの歯より大きさも厚さもあり、ギリギリ購入できそうな価格帯ではありましたが、メガロサウルスをゲットできないショックで完全に購入意欲が削がれてしまいました。
しばらくは腑抜けの頭で会場内をふらついていましたが、せっかく早起きして頑張ってきたので気持ちを切り替えました。
いつも北米ブースで大物をゲットして、他は流す感じで見ていたので細かなところまであまり目がいかなかったですが、探せばいいものありました。
以下、写真は今回ゲット品です

<左>
カナダのアカスタ片麻岩です。42億年前のものとされる地球上で最も古い岩石です。
<右>
オーストラリアのジャックヒルズで発見された44億年前のジルコンを含む岩石です。このジルコンが世界最古の鉱物と言われています。ルーペでよく見ると緑っぽいジルコンと思われる小さな粒がいくつか見えます。
共に41~38億年前の後期重爆撃期という多数の隕石が到来した時期と同じか前のもので地球の歴史を感じる一品です。

次はみなさんご存知のロシアのチェリャビンスク隕石です。
自分が生きているうちに映像でも見ることができた貴重な隕石です。写真ではわかりにくいですが、表面が焼けて少し赤くなっています。

ドイツのゾルンホーフェンで発見されたジュラ紀後期の翼竜「ランフォリンクス」の歯です。
翼竜の化石はモロッコ産の物しか持っていなかったのと、実はゾルンホーフェンの化石を1つも持っていなかったのでこれはいいものに出会えました。
あれ?今回は恐竜の化石はないの?
と思われた方もいると思いますが、1本だけゲットしました。

ウズベキスタン産のティランノサウルス上科の歯です。
白亜紀前期セノマニアン期と記載されていますが、文献を見ると白亜紀後期チューロニアン期となっているので表記違いがある気はしましたが、状態がかなりいいのとウズベキスタン産のティランノサウルス上科の化石は未購入であったため購入しました。
さて次です。
実は自分としてはこれが今回1番の戦利品です。2つの塊を購入しました。
1つ目です。

三畳紀後期、アメリカ、ニューメキシコ州のチンリフォーメーション産のフィトサウルス類ルチオドンの歯です。
上に見えるものがその歯ですが、下についている歯に注目しました。
鋸歯がある上に厚みがなくカーブしています。
時代を考えると、ポストスクスかコエロフィシス類の歯の可能性があります。
2つ目の表面です。

同じく三畳紀後期、アメリカ、アリゾナ州のパロデューロキャニオンフォーメーション産のルチオドンの歯です。
層の色合いが上の物と似ているので同じ産地では?とも思いましたが、ここはラベルを信じましょう。
ルチオドンの歯や骨が沢山ついています。
次、裏面です

やはりルチオドンの骨や歯がついていますが、左下に見える1本の歯がやはり薄くて鋸歯があってカーブしています。
これもポストスクスかコエロフィシス類と思われます。
いくつかの生き物が混在しているのと、北米の三畳紀後期の世界が伺い知れる興味ある資料です。
今回は以上になります。