建築構造の視点から物事を見る,感じる,捉える,活かす -5ページ目

建築構造の視点から物事を見る,感じる,捉える,活かす

Mckeetoshは、Macintoshが大好きです。でも仕事がら、Macintoshは使えません。。。デザインの力を最大限に活かすには、物の成り立ちを知ることが大事だと思うんです。そんな考えに共感できる意匠設計者が多くいてくれると、建築業界の混乱は少しは良くなると思うのです。

おはようございます。

いろんな偉そうなこと書いてますが、

勉強はしてません、すみません。

ただ、これで少しでも構造に拒否反応が出る人の数が減れば嬉しい限りです。


さて、毎日ウキウキしてますか?


皆さんの答えは、まちがいなく

Yes

ですね。


だって浮いてるんですもん。

僕なんて、高校の頃から浮いてましたよ。

プリクラを取ると、僕だけ合成写真じゃないかと思う程の浮っぷり。

ん?


何の話でしょうか・・・?

今回は地盤のお話です。


基礎構造のいろはの「い」

作用反作用の法則。

僕らが立っていられるのは、地球から反力を受けているからですね。

反力なのですから、僕の体重を支えるだけの力が地面になければ、僕は当然埋まって行きます。沈むと考えてもいいです。

こんな時、どうしますか?

例えば、雪に埋もれないように、カンジキを履きます。カンジキを履くと、なんで埋まらないんでしょうか?

靴底の面積である底面積が増えるから、反力を受けやすくなるんです。



もしくは、水に浮かんでいる状態と同じ現象が、土の上でも起こっていると考えると分かり易いかもです。

水の上って、立っていたら沈みやすいけど、寝ていると浮きやすいデスよね?

水面上で反力というか、浮力を受ける面積が大きくなるためです。

立ってれば足の裏の面積分だけなのに対して、

寝れば足の裏だけでなく、足、背中、腕の面積が加算されてますよね。

それとほぼ同じです。

だから、毎日ウキウキで生活しないと、罰が当たりますよ!

というお話でした。

さて、どちらが強いでしょうか?


答えは、

どちらもです。

では、どちらが【安全】でしょうか。


答えは、「ぐにゃ」

です。


では、「ぐにゃ」っとなるには、どのようにすればよいでしょうか?


「柱を細長くする」とかが考えられますね。

腰壁を柱から切リはなしているのはこのためです。

また、柱際にスリットを入れたときに、

「なぜ腰壁や垂れ壁の剛性を適切に評価する」

必要があるのかというと、


くっついているからです(きっぱり)

ただそれだけです。

じゃあ、切り離せばいいじゃん!!!

と思いますよね?

ここで、施工を考えたときに

「切り離せますか?」

壁が打設出来ないのです!!!

打設どころか、垂れ壁なんて「浮かせなきゃいけないんでっす」

どうしましょう???

やっぱりくっつけておきましょうね。




ではなぜ、柱だけスリット入れるの?

となりますか?なりませんか?


いやいや、なってほしいです。


柱って、折れたら建物がつぶれる確率が上がりますよね?

そこにもし、人がいたら。。。

恐ろしいです。

柱(梁もそうですが)は、できれば

【ぐにゃ】となって倒れていく間に逃げられるようにしておきたい。



【ばきっ】っとドリフのコントセットのように壊れたら逃げ遅れます。


そんな感じで、保有水平耐力とかがあります。



そして、実はルート1は「強けりゃいいじゃん!!!」

方式なので、保有水平耐力計算とは真逆の考え方です。


想定外の力が加われば「ばき」っとなるかもしれないけれど、

想定外の力が加わるかもしれないことを見越して応力を割増して検討しているので、壊れる心配がない。

といった感じでしょうか。



以上が、僕が初学者のころに良く混乱したことです。




こんばんは、かなーりしばらくぶりの更新です。

今日は、勉強の救世主が現れましたので、そのお礼にこんな記事を。

曲げ応力は存在しない

んー、何のこっちゃ?


構造計算をする時に、

モデル化

ってのをするわけですが、

基本的には、線材置換と言って、部材を一本の線と見たてて計算します。

その時に、断面に働く力を見やすくするために、

曲げモーメント

という概念を使います。

あ、言い忘れましたが、これはあくまで僕の見解です。

曲げモーメント図は、引っ張り側に線を描きますね。

曲げてるのに引っ張り側?

ってなりませんか?

僕は最初、これでつまづきました。

なにせ、大学受験の時のセンター試験で、物理が35点くらいでしたから(^▽^;)

構造の素養なんて全くなかったんです。

話がそれました。


一つの断面に、例えば上の方に圧縮力、したの方に引張力とがかかって、上は縮んで下が伸びた時、

それを人間が見た場合に、

「曲がった」

ように見える状態を

曲げ応力

としています。




あ、混乱してきた方、良い傾向です。

まずは頭を混乱させましょう。

物理現象って、思い込みが入ると途端に複雑になるんです。

その感覚を覚えていてください。






さて、発泡スチロールやスタイロフォームが近くにある人は、まず手にとって下さい。

そして、それの上の方を押して見てください。

ある程度押すと、曲がると思います。

下に凸になるはずですね。

曲がりましたか?

これが曲げ応力です。

でも、今押しましたよね?

曲げようとしてないですよね?

上は押されてちょっとずつ縮んでいき、

下は引っ張られてちょっとずつ伸びていきます。

この、ちょっとずつが積もり積もって、差が開いていきます。

これは、数学で言うところの積分です。

こう考えると、

長い部材の方が曲げ応力が大きい理由も分かると思います。

あ、どうかな?

説明が分かり辛かったら、コメントお願いします。


とにかく、今日はお助けの天の声が聞こえましたので、その記念で書き殴りました。

神様、僕は皆さんに助けられて生きていることを最近実感しています。

いつも見守って下さり、ありがとうございます。

って、なんか変な宗教に入ってるみたいに見えるので、この辺でやめときます。

おやすみなさい。

効率よくものを覚える方法その0

まずは,勉強を楽しむ.

楽しいと,すいすい頭に入ってくる.

楽しいと,何度も見たくなる,聞きたくなる,会いたくなる.

楽しいと,

いろいろ出てきますね.



躯体が邪魔

躯体が邪魔

躯体が邪魔


梁が出てくるから

柱が出っ張らないように

邪魔だからなくして

出っ張りはカッコ悪い(本当にそうなのか疑問なのはおいといて)


ではいったい,どうやって成立させろと?

それは意匠的にどのくらいの重要度なのかきちんと説明できるの?

経済的に躯体の無駄が出るのは承知の上?

クライアントにも分かってもらってるの?

近代建築の柱・梁って,建物に凹凸をあたえて,光と影を提供してくれました.

最近は,影の部分がものすごく少なくなって,

きれいなツライチのつるっとしたものが流行ってます.

それはそれでいいのですが,なんかさみしいです.

躯体に光を!!!スポットライトを!!!




邪魔なものは取り去る

強引さから,

邪魔なものとうまく付き合う

寛容さにシフトできる日がいつか来ると信じてます.





などなど,今後の建築業界に疑問がありつつ・・・


仕事は好きですし,

構造的に合理的じゃないから絶対ダメ!!

っていうわけじゃないですけど,

デザイン的に伝えたいものが見えないと,

「めんどくさいことなんてやってられっか」

ってなっちゃいますよね.

その逆もしかり.

デザイン上で意図していることや,

その建物に対する情熱が伝わればこそ,

相乗効果でいい建物が出来上がる.

手伝いたくなる.

いたってシンプルなんですよ,人間ってものは(笑)



どうも,更新が途絶えております...


さて,今日から不定期に始めます,「力学モデルを日常生活で目にするものに例える」シリーズ


第一回は,ドアノブです

お分かりとは思いますが,こちらの「レバータイプ」です.



$構造のモデル化に萌える,Mckeetoshの受験日記

そして,構造の事を詳しく知ってらっしゃる方は,

これは片持ち梁(一端固定)ではないこともご存じとは思いますが,

イメージをつかむために解説する記事のため,半分嘘が混じってます.


構造の事なんて,しらねぇよ!

って方は上記のお話は流してください.



では始めます.

ドアノブに手をかけたとき,回転して扉が開くわけですが,わずかな抵抗を感じますよね?

ほんとに小さい力なので普段はそれほど意識していないと思います.

これは,力(外力)が抵抗力(反力)に負けた状態です.

逆に,ドアノブから手が離れたとき,元の位置に戻りますね.


では,めちゃくちゃ力の弱い,または軽いものが乗ったら,ドアノブは回転するでしょうか?

分かりやすい例でいえば,「ハエ」

ドアノブにハエが止まっても回転はしませんし,扉も開きません.

でも,物が乗ってるんだから,少なからず重さ(外力)が作用しているわけです.

この状態なら,よく見る片持ち形式の図に近いですよね?

(今回の場合は「ハエ」なので外力は集中荷重)

だからなんだ?

と言われても困りますが...


イメージを身近なものに例えてみると,構造の本質が見えやすくなるんじゃないかと思います.


次回は,「本棚の棚板(ビスで固定するタイプじゃないほう)は単純ばりじゃない?」

をお届け予定です.

不定期なのが申し訳ないですが,お楽しみに!
橋が崩落しましたね.

構造関係の仕事をしていると,

40人乗っても大丈夫なようにできていた

という,設計時に仮定した荷重をどう扱ったかが気になります.


中国で完成間もない橋崩落、観光客殺到が原因か
[13日 ロイター] - 中国・江西省の廬山で13日、観光客らがフェリーに乗り込むために桟橋への橋を..........≪続きを読む≫


100人乗って崩落したので,

100/40=2.5

安全率は2.5ってことになるのかな.

日本の安全率(長期)は "3" です(建築の場合で土木は違うかもしれません).

ほぼ同じ,なので,40人定員の橋に120人以上乗ったらアウトです.


安全にするために安全率があるのですが,それに慣れてしまうと

「少しくらい大丈夫だろう」

と考える人が増えて,思わぬ事故につながることがあります.

技術を伝承するだけじゃなくて,広く世間に知ってもらうことが本当に大事な事だと,この事故は教えてくれているのかもしれません.


重傷者や,死者がでなくて本当に良かったです.