A350後編です。
その①はコチラ
まずはエンジンナセル後方の上下に飛び出た部分(なんて言うんでしょう)をプラ板で追加。
また、シャーペンでガイドを引き、Pカッターでモールドを掘ります。
普段は何でもかんでもモールド埋めてしまう事が多い私ですが、今回は展示会で、えっ?!A350の1/200キットってあったっけ??と思って頂けるよう(笑)なるべくプラモ風に仕上げる予定。。。
そしてサフを吹いたのが下の姿。
-900として仕上げる予定でしたが-1000の初号機がまもなく来日との事で、急遽胴体を伸ばすことに´д`
-900と-1000の違いは胴体とメインギア、あとはエンジンに主翼後端、ウイングレットなど色々あるんですが(知ってる範囲だと)
今回は胴体、主翼、ウイングレット、ギア、のみ手を入れていこうと思います。
胴体切断。木材用のガイドと、自転車のパーツ切断用に買った金属用のノコを使いました。
どれくらい伸ばすかですが、図によると主翼前で6フレーム、後ろで5フレームとなっています。
ただ1フレームあたりの長さが分からないので、全長の差を11で割り、前後それぞれ1.9mm、1.6mmで伸ばすことに。。
使用したのはタミヤのプラボード
それぞれ積み上げて瞬着でくっつけ、円形に削る予定、、、
でしたが、プラボードが予想以上に固く断念´д`
これを綺麗に円形に削るのは厳しそう…
という事で、胴体より一回り細く切ったプラボードで延長、周りにエポパテを巻きつけて整形する作戦に。
そういえばこの切断面ですが
お気づきでしょうか、A350の胴体はダブルバブルというか、縦に縁を二つ重ねたような縦長の楕円。
エバーライズの350、前から全体のシルエットに違和感を持っていたのですがその理由が判明しました(笑)
真円どころか若干横長、、
とは言え、ここを修正するととんでもないことになるのでスルーする事に。多分気づかれないはず、、
というわけで整形し終わった姿がこちら。
全長は綺麗に伸ばす事ができましたが、、
伸ばした事によりその細さがより目立ってしまう、、、う〜ん
胴体断面の拡大方法ですが、方法としては2つ。
まず検討したのが前後にかけて水平線を引き切断、プラボードを挟み縦方向にかさ増しする方法。
水平線を引いては見たものの、これを真っ直ぐ切るのは難しすぎると判断し断念。。。
となると上方向に足りない分を継ぎ足すしかなさそう、
と、いう事で再び後方を切断´д`もう戻れない…というか展示会に間に合うのか??(23年12月末)
細切りしたプラ板を貼り重ねていきます。
胴体と接する最下層はサフなど全て素材地肌まで削り落とし、ロックタイトの瞬着を大量に塗り胴体の丸みに沿う様に一枚ずつ強引に貼り付け。
二層目以降はプラ用接着剤で貼り付けてます。
実機の胴体サイズ(縦幅)は探しても情報が見つからなかったので、ズベズダ1/144キットを実測し1/200サイズに計算して貼り付けました。
隙間をポリパテで埋めて曲線になるよう削ります。
ただこの方法だとケツの辻褄が合わなくなるので予め後ろを切断していたのです。
上の辺が合うように貼り付け
下側はエポパテで形を作ります。実機は意外と角張った形状をしているようです。
全体像(後方下側のエポパテ貼り付け前)
エバライズ350、機種部分だけはそれっぽく見えるよう楕円になっているので、今回の改造にあたって顔周りは上方向だけでは無く、左右にも拡大する必要がありました(要するにスケールアップ)
改造前までのサイズで作ったデカールを貼ってみる(なんだこの顔は…)
ひたすら削るだけの日々…この辺りがマジでキツかった…この辺、ギターのネック職人の動画が参考になります。興味ある方はYouTubeなどで探してみてください(笑)
色んな素材の複合体になってしまった結果、食器乾燥機に入れると至る所にヒビ割れが発生してしまい使用できず…
ここからの隙間埋めには主にイージーサンディングを使用。
脳内はずっとコレ、、
息抜きに他にやる事がないか探していたら、ノーズギア位置が前すぎる?ことを発見。ズベズダを参考に掘り下げました。作業は(なるべく)四角い穴を開けて、プラ板で作った箱を埋め込む様なイメージ。
無事それっぽい顔つき、胴体になる。。
続いて主翼ですが、全体の違いまでは手が回らず、
フラップを少し大きめに作るのと、ウイングレットをそれっぽく削っただけにしました…汗
機体後ろのデカールのデカール製作をしているところ。そう言えばレジは以前フリーで配布されていたフライトシム向けのフォントを使っているのですが、当時は"W"の文字を使う機体がなかった為か、Wは含まれてないのでここだけは自作しました。
貼り付けていきます。やっぱりJALの35K、最高にカッコいい…
全て報われた気がしました´д`笑
塗料ですがボデーはクレオスのGX1、主翼はガイアのホワイトに極微量のガイア072番グレー、ウイングレットの赤はクレオスのシャインレッドです。
薄いグレーで塗られている主翼と違い、水平尾翼はどんな写真を見返してもボデー側との色の差が分からなかったので、胴体と同色のGX1ホワイトを使用。
胴体と同色の白尾翼(私調べ)、
JALの3レターでは無く、JAPAN AIRLINESのフルタイトル、さらには垂直尾翼真ん中になった鶴丸。
チートライン時代と妙な共通点を発見し感動
やっぱり350好きだなぁ、MD-11くらい好きかもしれない……
ラン鶴(ランドー鶴丸)の744やアークの77Wと並べてJALのフラッグシップコレクションとかやってみたいですね。
そういえば35Kは新型機と分かりやすくラッピング?(文字入り)にしてもらったり、744は導入に合わせてラン鶴になったりしましたが77Wの時はそう言った特別感のあることは何も行われなかったですよね。
そう言えば胴体拡大ですが、下がエバライズのオリジナル359。
まだまだやる事がありますが並べて楽しむ……
マズイ、-900も欲しくなってきたゾ、
フラップの隠れている部分に汚しを入れて…
前縁スラットはプラ板を折り曲げたり重ねたりした物から削り出し自作。左が加工前、右が加工後。
え?350の内側スラットは前縁ごと折り曲がるDND(Droop Nose Device)だろって??(すみません手抜きです…)
アンテナやエンジンのフィン
普段はイモ付けですが今回は輸送に耐えられる様、0.5のプラ板に03の真鍮線を差し込み、左右を削り込んで作る、という方法にしました。
お皿の右側に写っているのはピトー管などのセンサー類を再現しようと思っていたもの。こちらは時間切れで間に合わず、、
ギア周りは777のパーツを元に、伸ばしたり切ったりしたプラから自作。
あとはクリアーを吹いてデカール段差を消して行くのですが、この時点で既に2/14夜(笑)
明後日早朝には出発なので乾燥が間に合わない…
先述の通り乾燥機が使えないので、
エアコンの暖房の風が当たる位置に置いて、風量を強にして出発直前まで風を当て続けました(笑)
当然加湿器も切っていたのでその代償にワシの喉が死にました…´д`
JALエリアの様子。
同時製作で持ち込んだトリトン380と。
梱包ですが、重箱構造に重ねられるダンボール箱を作りました。
下が350、上が380と737maxです。
スタイロで上下左右ともに動かなくなるよう固定。
機内持ち込みが出来るギリギリのサイズにしたので、手荷物として持ち込めました。
(箱が小汚な…怪しすぎる…)