白い粉の正体 | さぶちゃん大魔王のブログ

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アナログ レコード演奏家 Mcintosh NORDOST Jazz 珈琲
EMT ortofon JBL NAGRA COUNTERPOINT dbx

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酵素洗剤で洗浄したLP
見た目が物凄く綺麗になっているのだが何故だかガイガースタイラスJSD5を
かけると必ずといっていいほどカンチレバー付近に白い粉が付着する

いままではカッティング針だからレコードでも削ってんのか?><;
とおもってたのだが、どーもそうではないらしい
かといって針が摩耗してんのか?

じつはこの白い粉の正体は「スタンパーワックス(剥離剤)」というらしい

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このスタンパーワックスはレコード生産最終工程であるプレスのさいに使用される。
熱く溶けた塩ビをレーベルごとプレスをして音溝を作るのだが、このワックスを塗らないと剥がれず凸板に張り付くのだそうです。(凸に塗布)
そして出来上がったレコードはワックスを剥がすことなくそのまま内袋に収めて出荷される。

このワックスは最小揺溝(高音部)に多く存在し、そのまま固まってしまうので本来刻まれている「はず」の溝を埋め尽くしているので「ノイズ」にはならない。

カッティングスタイラスは「これ」をほじくりだしていたことになる。

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ブラシでもコレは落とせないらしい
やはり超音波洗浄が必要である

あの洗浄機使用後のLPはまるで「別物のLP」に化けたのはコレを落とした結果
スーパーツィーターを付けたのと同じ効果で、下の音が豊かになったからである。