we lovi'n it
小雨降る朝
いつもの席に腰掛け
いつもと同じメニューを頼み
いつものように朝食をとる
この味に通いはじめて
どれぐらい経つのだろうか
窓を伝う雨の粒が
小さな粒から大きな粒へと変わり
やがて流れ落ちてゆく
その向こう
足早に駅に向かう人たちの群れ
雨に濡れないよう
大人も子供もみな小走り
店内の音楽が心地良い
帽子を浅く被り赤ペンで競馬新聞に印をつけるおじいさん
携帯電話片手に誰かを待つスーツの男性
今にもパンツが見えそうな女子高生達や
たくさんの参考書を広げ、ひたすらにメモをする大学生
それぞれがそれぞれの朝
彼らにも私にも変わらぬ朝
“ m ”
おそらくこの “ m ” は、はるかに多くの朝を見てきたのだろう
私はこの場所が大好き
それはこの “ m ” に秘められた不思議な優しさ
変わらず見守ってくれているような変わらぬ優しさ
私もうまく出来ているか分からないが
いつの間にか大人になった
まるで “ m ” が “ M ” になった気分
だが、この “ m ”のように大きくなっても尖らぬ “ m ” でありたいと
そしていつまでも変わらぬ優しさで人と接していたいと思う
マフィン、ハッシュポテト、そしてコーラ
いつもの味
この味が変わらぬよう
己の “ m ” が尖らぬよう
日々過ごせていければと、そう思う
いつもの席に腰掛け
いつもと同じメニューを頼み
いつものように朝食をとる
この味に通いはじめて
どれぐらい経つのだろうか
窓を伝う雨の粒が
小さな粒から大きな粒へと変わり
やがて流れ落ちてゆく
その向こう
足早に駅に向かう人たちの群れ
雨に濡れないよう
大人も子供もみな小走り
店内の音楽が心地良い
帽子を浅く被り赤ペンで競馬新聞に印をつけるおじいさん
携帯電話片手に誰かを待つスーツの男性
今にもパンツが見えそうな女子高生達や
たくさんの参考書を広げ、ひたすらにメモをする大学生
それぞれがそれぞれの朝
彼らにも私にも変わらぬ朝
“ m ”
おそらくこの “ m ” は、はるかに多くの朝を見てきたのだろう
私はこの場所が大好き
それはこの “ m ” に秘められた不思議な優しさ
変わらず見守ってくれているような変わらぬ優しさ
私もうまく出来ているか分からないが
いつの間にか大人になった
まるで “ m ” が “ M ” になった気分
だが、この “ m ”のように大きくなっても尖らぬ “ m ” でありたいと
そしていつまでも変わらぬ優しさで人と接していたいと思う
マフィン、ハッシュポテト、そしてコーラ
いつもの味
この味が変わらぬよう
己の “ m ” が尖らぬよう
日々過ごせていければと、そう思う