年内最終戦。1月上旬開催予定だったレンジャーズ戦はコロナの影響で1ヶ月の延期。さらにこの試合も久々の観客数制限があり、少し寂しさのある中での試合。

 

セルティックのスタメンもコロナの影響をもろに受けました。この試合はGKハート、GKベイン、DFラルストン、DFテイラー、そしてMFマクレガーが陽性反応で欠場。スタメンの質はギリギリ保てましたが、バルカスは今季公式戦初出場、少し不安です。

 

この試合ポステコグルー監督はまさかの3バック導入。準備期間も恐らくそこまでなかった中どれだけ機能するのか。

そしてこの試合のハイライトです。

 

 

 

 

セルティックは前半9分に前線からのプレスでボールを奪うと、ユラノビッチのクロスからアバダが幸先良く先制ゴール。一度はシュートを相手GKパリッシュに弾かれましたが、こぼれ球に対する競り合いを意外と楽に制しましたね。

 

屈強な相手2人に競り勝って先制ゴールを決めるアバダ

 

しかし15分、ロングパスを追った古橋がハムストリングを傷めて負傷交代。ここ最近負傷が続いておりマイナスな印象がありますが、先日のカップ戦で2ゴールを決めて優勝の立役者となったことは忘れていません。とりあえず軽傷らしいのでそこまで心配する必要はなさそうですね。

 

代わりに出てきたのはこの試合がトップチームデビュー戦となる18歳のジョーイ・ドーソン。なんでも彼の叔父はトッテナムでも活躍したあのマイケル・ドーソンということで、ポジションこそ違えどあの高さはインパクトがありますね。セルティックにとって久々の長身FWということで重宝したいです。

 

デビュー戦のドーソン。超長身、190㎝は超えているのでは。

 

そして22分、フリーでボールを受けたロギッチのスルーパスに反応したアバダがシュート、セルティックが追加点&アバダは早くもこの日2点目!!!

 

およそ4か月ぶりの2ゴールのアバダ。キレのある動きで翻弄。

 

ここまで順調なセルティック。もちろんプレー内容が悪くないということでしょうが、これまでの2点を見る限り、正直これはSTジョンストンが軽かった気がします。

 

両失点ともそうですが、ボールに対するアプローチが少しお粗末ではなかったでしょうか。昨シーズンまでの彼らはもっと強固でチームに一体感があったと思うのですが、現在リーグ戦最下位と、ここまで彼らを見る限りそれは妥当な順位であると納得せざるを得ない気がします。

 

対するセルティックも早々と2点奪えたのは良かったですが、正直3バックが機能していたかどうかと言われると怪しいですね。

 

個人的な理想の攻撃の形としては、3-5-2で中盤を厚くすることによりそこで相手を引き付け、そこから空いているサイドへ展開。ユラノビッチスケールズのクロスに対して、普段の1トップよりも多い2トップのアバダ古橋ドーソン)が合わせるというものです。

 

もちろんこれが正解というわけではありませんが、この日のセルティックは両サイドの2人がほとんど使われていませんでしたし、3バックの3人も正直攻撃に関与せず後ろで余っていました。

 

原因としてマッカーシーの消極的なプレーの選択が気になります。中盤の選手でどんどん押し上げていってほしいところ、安全なプレーを意識するあまりかバックパスが多かったです。

 

それにより攻撃の形はCBから前線へ裏を狙ったロングパスがほとんどであり、中盤に人数を掛けた意味がありませんでし、サイドもまったく活用されなかったりと、何のための3-5-2なのかという疑問符はついてしまいました。

 

正直これまでの連戦で準備する期間は少なかったでしょうし、わざわざウィンターブレイク前最後の試合で新しいシステムにチャレンジする必要はなかったと思います。

 

後ろ向きの姿勢が気になったマッカーシー。動きも鈍く。

 

後半に入り、STジョンストンは選手交代等から攻撃的な姿勢を見せてきましたね。

 

69分、セルティックの後方でのパス回しからスターフェルトの不用意なパスがカット、FWサロモン=オタボーのクロスに対して交途中出場のFWケインが頭で見事に合わせ1-2。

 

このシーンを見ても分かるように、この日のセルティックの後ろは繋ぐ意識が若干強すぎましたね。GKがハートではなくバルカスだったのが大きかったでしょうか。あそこまで繋ぐのは逆にマイナスです。

 

後半途中からセルティックは恐らく3バックからいつもの4バックへ戻していましたが、一度失点して失った勢いは取り戻せず。攻撃の形が定まらず追いつかれる恐怖はありました。

 

こうなると古橋の存在の重要性が改めて顕著になるわけですが、その一択でしか勝たせられないポステコグルー監督というのは果たしてどうなのでしょうか。自身の哲学をセルティックにもたらすことで昨シーズンのレノン監督時よりも高みへと導いてくれることを期待していましたが、この試合を見る限り、そもそもポステコグルー監督にレンジャーズを上回るほどの確かな哲学があるのかどうか不安に感じてしまいます。とりあえず冬の移籍を通じて自身のサッカーを実現させられる選手を十分に集め、それを証明してほしいと思います。

 

悩ましい展開の続くセルティックでしたが、82分にゴール手前でボールを受けたビトンがゴール左隅へゴール!!!インサイドながら強烈なシュートでしたね。非常に価値のあるゴール。

 

この日のビトンは非常に良かったですね。マッカーシーが下がり目な分攻撃的に振舞っていたというのもありますが、ドリブルで強引に相手を振り切るシーンなどが多々見られ、試合ごとに積極性が増していると思います。彼のサイズであれだけ強引にプレーされると相手にとっては嫌でしょうし、これまでのCBやDMFよりも確実に輝いていたと思います。あとはプレーの精度がもう少しほしいところ。

 

個人的な好感度が上がり続けるビトンマクレガーハートに次ぐ第3キャプテン。

 

結局その3点目が大きく、試合はセルティックがそのままリードを保ち3-1で終了。

 

 

 

デビュー戦となったドーソンでしたが、86分にもう少しでゴールという惜しいシュートがあったくらいでハイライトはそれくらいでしょうか。それ以外は無難にプレーしていたように思います。特徴である高さを活かすシーンはあまりありませんでしたね。

 

 

とりあえずセルティックはここまでのハードスケジュールをよく乗り切ったと思います。

 

レンジャーズがまたしても勝ち点を落とさなかったため勝ち点差は6ですが、十分射程圏内です。

 

先程も述べましたが、今のセルティックにはまだまだ改善が必要なポジションがあると思うので、冬の移籍を通じてその辺をパワーアップできればと思います。個人的には右WGが他のポジションと比べレベルが一段落ちる印象があるので、そこの改善に注目したいです。

 

またウィンターブレイクが明ければこの日コロナで欠場した選手やターンブルジョタジャコマキスなども復帰できると思うので、彼らを含めより一層期待して見ていきたいですね。

 

次回は1月18日(火曜日)朝の4:45キックオフ、ハイバーニアン戦です。それまでは一度リフレッシュしたいと思います。