お久しぶりです。長いウィンターブレイクが明け、およそ20日ぶりの試合です。

 

その間にセルティックで何があったかをざっと振り返りますと、一番大きなニュースとしては皆さん知っての通り、JリーグからFW前田、MF旗手、MF井手口の日本人トリオを獲得。

 

そして他にも、アイルランド1部のスライゴ・ローヴァーズから若手FWジョニー・ケニー(18)、イングランド3部にあたるリーグ1から、こちらも若手のMFマシュー・オライリー(21)を獲得しています。

 

一方で、昨夏シェフィールドUから獲得するも出場機会に恵まれなかったMFショー(20)がマザーウェルへ、1ヶ月前のELベティス戦で今季初出場、初タッチにしてゴールを決めたMFヘンダーソン(21)がハイバーニアンへ、今シーズンの出場機会はないものの昨シーズンはスコティッシュカップ優勝に貢献したGKハザード(23)がフィンランドのヘルシンキへと、それぞれレンタル移籍が決定しました。

 

何より期待すべきは日本人3選手の活躍ですね。正直スコティッシュ・プレミアリーグはJリーグよりもレベル的には落ちる気がしますし、日本の選手にとってこのリーグは相性が良いと思うので、問題なく活躍してくれるのではないでしょうか。

 

そして同じく新加入のケニーオライリーに関しては、まだ一度もプレーを見たことがないのでまったくの未知数ですが、ポステコグルー監督が獲得に関わっているのならば彼好みのプレースタイルの選手ということなのでしょうか。移籍元のチームのレベル的にも、とりあえずはユースチームで腕を磨くことになりそうですね。

 

一方リーグ内の他クラブに関して、レンジャーズでは元イングランド代表FWデフォーが退団。さらにスコットランド代表として昨年のユーロにも出場したDFパターソンがエバートンへ移籍。さらにダンディーUはマザーウェルから元セルティックのFWワットを獲得しました。またハイバーニアンの得点源FWボイルはサウジアラビアのアル・ファイサリーというクラブへ移籍してしまいました。ハイバーニアンの戦力低下が気掛かりですが、リーグのレベル・活気の低下も心配ですね。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、本日の本題、リーグ戦ハイバーニアン戦の観戦記です。

 

セルティックのメンバーを見ると、さっそく前田旗手がスタメンで入りましたね。井手口はベンチスタートのようです。さらにFWジョタがケガから復帰しこちらもベンチ入り。一方、中断前まで大活躍のSBラルストンはよくない意味でのベンチ入りとなっています。

対するハイバーニアンは元セルティックのマロニーが監督としてセルティックパークに帰還。また前述したボイルにとってはこの試合がハイバーニアンでのラストゲームですね。

 

試合のハイライトです。

 

 

 

 

前半3分、ハイバーニアンのFWニスベットがクロスをゴールへ押し込むも、放ったシュートはポストへ。今思うとこれがこの試合ハイバーニアンの最大のチャンスであり、これが決まっていれば試合は大きく違う展開になっていたと思います。。

 

そしてそのすぐ1分後、セルティックが右サイドでボールを奪うと、ロギッチが中へ折り返し、最後はフリーの前田がゴール!!!

 

デビュー戦、さらに開始わずか4分と、理想中の理想のようなスタートですね。なぜあそこまでフリーだったのか、ラッキーなのか実力なのかは僕にはよく分からないですが、デビューからの最初の数試合の印象が重要なセルティックにおいては、かなり大きな意味を持つゴールだったと思います。日本人がセルティックに与える勢いはまだまだ収まりませんね。

 

デビュー戦で早速ゴールを決めた前田。ゴール後の”アンパンマン”パフォーマンス。

 

その後はほぼ一方的に攻めるセルティック。これまで通り最後の局面はクロスがほとんどですね。ただこれもこれまでと同様、アバダユラノビッチのクロスの質に難があったり、ゴール前で合わせる人数が足りなかったりと、クロスが合うシーンは皆無に近かったです。

 

それでも攻撃の勢いは緩まないセルティック。25分、PA内でのアバダのボールコントロールが相手のハンドを誘いPKを獲得。これをユラノビッチが落ち着いて決め、セルティックが2-0で余裕のリード!!

 

相手GKの逆を突いたPKマスター・ユラノビッチ。こちらもお馴染みのゴールパフォーマンス。

 

 

ハイバーニアンはマロニー監督の下、セルティックがプレスを掛けてきても後方からの丁寧なビルドアップで大事にボールを繋ぐことを意識しているようでしたが、残念ながら機能はしていませんでしたね。

 

ボールは繋ぐけれどチームとしての押し上げがないため常に後方でパスを回す状態であり、ただの逃げのパスの連続だった気がします。マロニー監督は個々の選手のクオリティの限界を理解したうえで、身の丈にあったスタイルで戦っていくべきだと思います。

 

 

後半、まずは2点がいるハイバーニアンがボールを持つ時間が増えたため、それに合わせてセルティックは受け身の布陣へ。ただ上記の通りハイバーニアンの攻撃は機能しておらず勢いや工夫は少なかったため、セルティックは特に怖くはなかったのではないでしょうか。

 

75分、この日先発・デビュー戦だった前田旗手が揃って交代。サポーターは大きな拍手と歓声で見送っていましたね。さらに彼らに代わり今度は井手口がセルティックデビュー。こちらもサポーターのリアクションは大きかったですね。

 

前田は俊足を生かした相手へのプレスで、ものすごい脅威になっていたと思います。ただゴールシーン以外ではほとんどシュートがなくチャンスは少なかったと思うので、あのスピードをもっと攻撃で生かしたいですね。加入したまだ間もないというのもありますが、なかなかチームメイトから前田の長所を生かすようなパスが少なかったと思います。その辺は練習でしっかり克服ですね。

 

旗手に関しては、正直あそこまですごい選手だとは知りませんでした。パスセンスが1つ抜けており、意表を突く効果的なパスを連発していたね。この試合、彼だけがスルーパスで前田を生かすことを意識していたように思います。彼の存在により、いつも攻守両方で相当な負担を強いられているマクレガーが、この日は守備だけに専念することができていました。あまりにも存在感がなかったのは逆に心配ですが、それだけ旗手がゲームメイクを仕切っていたということであり、チームに合流して間もないのにもう中心としてプレーしているのはすごいことですよね。

 

デビュー戦で大活躍の旗手。この試合文句なしのMOM。

 

 

さらに82分にはフォレストに代わってケガから復帰のジョタが出場。やはりサポーターのお気に入りというだけあります。出場時の歓声は前田旗手を凌ぐものでしたね。

 

およそ1ヶ月半ぶり出場のジョタ。髪型も変えてきました。

 

そして試合はこのままポジティブな雰囲気に包まれて終了。

 

 

セルティックとしては期待していた選手が期待通りの働きをしてなおかつ勝利したという、完璧なリーグ再開戦だったのではないでしょうか。途中出場の井手口に関しては、途中出場で見せ場はなかったものの、本人の中には恐らく自分以外の2人が活躍して自分だけ取り残されたという悔しさがあると思います。次戦もし十分な出場時間が与えられるなら注目したいですね。

 

またこの試合同じく途中出場で出てきたFWジャコマキスですが、彼も似たような気持ちではないでしょうか。正直彼はスタートダッシュがあまり良くなかったというのもあり出場機会に恵まれていない状態ですが、それでも彼は昨シーズンオランダリーグで29ゴールを上げて得点王になった一流のFWであり、そんな彼を未だ1ゴールにとどまらせてしまっているチーム、そして監督には問題があると思います。

 

彼の高さやフィジカルの強さはFW陣の中で彼だけが持つ特徴ですし、セルティックのクロスを主としたサイド攻撃では大きな脅威になると思います。日本人選手が重宝されて活躍する裏で彼のみが能力をフルに活用されず飼い殺しに近い状態になるのは悲しいことです。どうか見捨てないでほしいです。

 

 

 

後味が悪くなりましたが、こんな感じでこれからもシーズン終了まで試合の感想を記していきたいと思います。興味がありましたらコメントの方もよろしくお願いします。