カンボジア日記より。




危険体験について。

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シェムリアップからバスで移動すること6時間、

首都プノンペンへ。



プノンペンについては旅の途中で出会った韓国人が、

「あの町はちょっと危ない」と言ってた。

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バスを降りた瞬間にそれをまざまざと感じた。


町全体が強烈な排気ガスで曇って見える。

ある意味幻想的。

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バスを降りると荷物を知らんおっちゃんに奪われそうになる。

俺が取り返すとおっちゃん逆ギレ。

いやいやなんでやねん。


町を散策してても同じ。


マリファナを吹かしながらバイクに乗ってるおっちゃん。

頭から血を出してケンカしてるおっちゃん。

いろんなおっちゃん in プノンペン。



これがアジアなのか。



俺が見てきたアジアは幻だったのか。



まぁ俺に火の粉が降り掛からんかったら関係ないし、

エキサイティングな町だからいいじゃないですか。






でもねー。







火の粉がねー。







降り掛かっちゃうわけですよ。



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夕方、暗くなり始めた頃。



俺が歩道を歩いてると後ろからバイクの気配。





ん?





やけにエンジン音が近づいてくるなぁ。





そんな近づかれると俺ひかれちゃう。






危険を感じた俺が振り返ると、



二人乗りのバイクが減速しながら俺に突っ込んでくる。







えっ、







俺死んじゃう。





俺がよけようとすると後ろの男が手をのばしてきた。




その時、俺はタイで買ったトートバックを持っていた。


200円くらいの小さいやつ。




それをがっつりつかむ男A。




バイクを運転する男B。




ヤバい状況の俺。




トートバックくらいどーでもえーねん。


そんなんほしいんやったらくれてやるわ。



でもその中には大切な大切な大切なビデオカメラが入ってた。





それ盗られたら、、、





俺困っちゃう。





トートバックをつかむ男A。




アクセルを入れようとする男B。




相変わらずヤバい状況の俺。




ほんまはそーゆー状況やったら離さないとアカンねんで。


抵抗したら命が危ないやん。



でもその一瞬でそんな判断ができるわけない。


あいにく俺はそんなそろばん勘定を持ち合わせていない。




反射的にトートバックをひっぱる俺。




それでもひっぱる男A。







悲鳴をあげるトートバック。






体ごと若干ひきずられる。



お殿様ご勘弁を~あ~れ~的な気持ち。





それ以上やったらちぎれまっせ兄さん。





俺にそう訴えてくるトートバック。



200円で耐久性なんか保証されない世の中。





でも俺の抵抗力が男Aの予想を超えてたんやろな。




逆にバイクからずり落ちそうになる男A。



あきらめて手を離す男A。



走り去っていく特攻野郎Aチーム二人。






俺の勝利。




ほんまにヤバかった。


冷や汗が止まらんかった。




みなさん。




同じ状況になったら手を離しましょう。


これは良くない例です。


俺は向こうが減速していたってのがポイントやったんやと思う。

あとトートバックが意外とがんばったってのもポイントやな。

なんのポイントやねん。


今思ったらほんまに危ない体験やった。

あのままひきずられてたら確実にケガしてたやろうし。


ちょっとなめてた。

気を引き締め直すいいきっかけになったわ。



プノンペンの人のためにちゃんと補足しておきますけど、

そんな人ばっかりじゃないですよ。


あくまでも俺の体験談ですから。



良い人もいっぱいいます。



その中で出会ったタクシーの運ちゃんの話。


それは次回のカンボジア日記でお伝えしましょう。


いい流れのブログだ。


自画自賛にて終わり。