去年の秋、とうとう背負いきれなくなった。背負いきれなくなったもの、それは、とある友達の存在。
その友達とのはじまりは、中学2年生の1学期も終わる頃、交換日記をしてほしいとノートを渡されたことがきっかけだった。それからかれこれ30年。
これまでも何度も何度ももう無理だと思いながらも、つながっていた。それが何故か去年の秋、自身の中でぷつりと切れてしまった。彼女のLINEに対して、どうしても返信ができなくなってしまった。
結果としてそれが良かったのか悪かったのかは今は分からない。でも、お互い40歳を越えて、それぞれの価値観が違う方向へ進んでしまったように思う。
価値観がズレてきたから、相手から言われる一言に、苛立ちを感じたり、違和感を覚えることが増えていった。きっと相手も同じように私の一言に違和感を感じていたはずで。
夫婦なら歩み寄ろうとするのに、兄弟姉妹ならぶつかるのに。歩み寄るのも、ぶつかるのも、もつなんだかしんどくなってしまって。
友達でいる理由が、「付き合いが長いから」という理由しかなくなってしまった。
彼女のことをよく知る夫や母親は、「またいつか戻るんじゃない?」と言ってくれるけど。一応「そうだねー」と返したけど。心の中では「そうじゃないんだ」と返していた。
