”産経ニュース” 内
~震災1年9カ月 フラガール、強い心で復興寄与「現状を理解して」~↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/614047/
より一部抜粋いたします。
故郷・双葉町の被災者が数多く避難する埼玉県加須市の避難所、旧騎西高校でフラを披露した。震災後の全国キャラバンの一環で、視聴覚教室で踊った。
笑顔はどことなく、ぎこちなかったかもしれない。ふと視線を落とすと、訪れていた被災者の中に、実家の隣に住んでいた夫婦の姿が見えた。顔を合わせればあいさつし、遊んでもらい、身の回りの話をし…。幼いころからの数々の思い出が脳裏に浮かんだ。
「ここで目を合わせたらだめだ」。あふれる思いを押しとどめた。公演終了後、2人の首にレイをかけた。「来てくれてありがとう」。こらえていた大粒の涙がこぼれ落ちた。多くの言葉はいらなかった。互いにうなずきあった。
「踊ることができる自分は恵まれていた。まさか、こういう経験をするとは思ってもいなかったけど、こういう経験があったからこそ成長できた」
フラガールは震災後、26都府県と韓国・ソウルの計125カ所を訪問。公演回数は247回に上った。今年2月にハワイアンズがグランドオープンして以降、今でもあの経験を忘れたことはない。
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福島県によると、現在も避難生活を送る県民は約15万7千人。双葉町では今月4日現在で、県内に3686人、県外に3278人が自宅に戻れないまま、避難生活を送っている。
大森さんは言い切る。
「福島の人、双葉の人、自分の友達の現状を社会に理解してもらいたい。私は、フラガールという立場を背負いながら、そのことを広く伝えていきたい」
被災地で踊り、ほほえむ。訪れた人々を魅了し、心和ませることで、少しでも復興に寄与したい。リーダーとしてのその思いが、フラガールを牽引する。
フラガールに5人だけいるソロダンサーには、「ハワイアンネーム」がついている。身長173センチの大森さんのハワイアンネームは「モアナ」。ハワイの言葉で「大きな海」という意味だ。体も心も大きい一流のダンサーに、との願いが込められているという。