”被災3県対象に無償奨学金” | Love & Peace 2011

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3.11
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”毎日新聞”↓
http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121102dde041040040000c.html



東日本大震災:企業が進学後押し 被災3県対象に無償奨学金




 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の被災3県の高校生らを対象に、企業が相次いで創設した奨学金が進学を後押ししている。返済の必要がないのが特徴で、大学など進学先の入学金や授業料を全額支給するところもある。震災発生から間もなく1年8カ月。高校3年生も来春の進路決定が迫るが、担当者らは「被災地の未来を支えるには教育が必要。子供たちに夢を捨てないでほしい」と応募を呼び掛けている。

 公益財団法人「みちのく未来基金」(仙台市)は、食品大手のカゴメとカルビー、医薬品メーカーのロート製薬の3社で設立された。大学など希望校に合格すると年間300万円を上限に進学費用を支給する。今春は96人に支給。現在も122人が奨学金の「内定」を得て受験勉強に励む。進学を希望する高校生の目標をかなえるのが狙いだ。

 奨学金の多くは、企業が資金を出している。三菱東京UFJ銀行は20億円▽ローソン4億円▽家具インテリア専門店のニトリホールディングス10億円など。ソフトバンクは孫正義社長が東日本大震災復興支援財団に40億円を拠出。サントリーホールディングスは缶飲料を1缶販売するごとに1円を積み立て40億円を準備した。アパートを無償提供する大阪府宅地建物取引業協会北支部(大阪市北区)などユニークな支援もある。


一方、公的な奨学金は原則として貸与型だ。岩手、宮城、福島の3県は昨年度、国の「被災児童生徒就学支援等臨時特例交付金」を原資に計7870人に月1万8000~3万5000円を支給。卒業後の年収が310万~320万円未満であれば返済が免除される。

 生徒約400人のうち、のべ334人が公的なものを除く奨学金を受けている宮城県水産高(石巻市)の佐々木武弘教頭は「就職に必要なフォークリフトやボイラー資格士などの免許取得にかなりの費用がかかる。進学に希望を持つ生徒も出てきており、本当に助かっている」と話している。【石丸整】