”大震災から1年半 福島原発事故、東北6県損害賠償” | Love & Peace 2011

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3.11
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”河北新報”より↓

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120906t73031.htm

焦点-大震災から1年半 福島原発事故、東北6県損害賠償

仙台市内の店頭に並ぶ牛肉。風評に敏感な消費者に安全性をどう伝えるかが課題となっている

 福島第1原発事故で東北6県の農畜産物の損害賠償請求額が1165億2800万円(8月末現在)に上ることが、各県農協グループの損害賠償対策協議会のまとめで分かった。出荷制限や風評被害による肉牛への影響が大きい。直売所などの山菜、野菜の販売額減などは請求額に含まれておらず、実際の被害はさらに上回るとみられる。コメの収穫時期を迎え、農業関係者は放射性物質の検査体制を強化し、消費者に安全・安心を訴えている。

◎農畜産物1165億円請求/肉牛の風評、なお深刻

<不耕作が32%>
 損害賠償は農協グループが取りまとめて請求しており、今後も続く。これまでの各県の請求総額は表の通り。
 約800億円を請求した福島県は、避難区域などで避難や作付け制限により、コメや園芸作物が栽培できない「不耕作(休業補償)」の損害が大きく、全体の32.6%の261億円。
 出荷制限、価格下落によるホウレンソウなど野菜の損害は151億円(18.9%)。
 昨年一時出荷停止となった肉牛の風評被害はいまだ収束せず、肉牛、子牛の価格下落分の損害は119億円(14.9%)。
 ほかの県でも肉牛、子牛の価格が下落し、風評による打撃の深刻さが浮き彫りになった。
 請求総額が126億円を超す宮城県では、出荷停止分を含む肉牛の損害が約91億8200万円、子牛の損害は約5億2200万円を占める。
 岩手県は肉牛、子牛の被害が請求額の約6割に上り、青森、秋田、山形3県の損害の大半は肉牛、子牛の風評被害だ。

<20~30%下落>
 全農みやぎ畜産部によると、東京食肉市場での8月の肉牛の価格は2010年の水準を20~30%も下回るという。「安全なことを消費者に理解してほしい」(生産販売課)と訴える。
 請求額には含まれない被害もある。
 モモが価格下落したという山形県農協中央会は「東京電力が『福島産モモは敬遠されたが、山形産との因果関係は不明』として損害を認めておらず、請求していない。1億円ほど取扱額が減った農協もある」と嘆く。
 宮城県農協中央会は直売所の営業損害や農家の損失については「風評被害の証明が難しく、把握できない」と話す。


2012年09月06日木曜日