”毎日新聞”↓
http://mainichi.jp/select/news/20120629k0000m040102000c.html
毎日新聞 2012年06月28日 23時16分(最終更新 06月28日 23時47分)
「大好きなおかあさん、天国で私たち家族を見守っててね!」
東日本大震災で大津波に襲われ、
多くの市民が犠牲になった岩手県陸前高田市の中央公民館の壁に、
亡き母にあてたとみられるメッセージが見つかった。
市は7月にも解体工事を始める予定だが、
災害の記録保存に取り組む研究者らが、
壁の保存を求めて署名活動を始めた。
メッセージは2種類。
今年5月20日、市職員の佐々木英治さん(40)が見つけた。
中央公民館は避難中に100人以上が犠牲になった市民体育館内にあり、
今も、津波が運んだ土砂や木片が積み重なる。
佐々木さんも体育館で津波に遭い、かろうじて助かった。
「体育館がとりこわされても この場所の事 絶対忘れないからね!」
とも書かれており、
佐々木さんは「ここで働き、津波で亡くなった職員の子どもたちが、
悲しみを乗り越えて書いたのではないか」と推測する。
市は被災した公共施設は、1カ所を除きすべて取り壊す方針だ。
一方で「つらい思いを乗り越えるために、
奇跡の一本松のように壁だけでも保存すべきだ」との声も上がる。
