新規事業・成功の〈教科書〉 ―200社以上に命を吹き込んだプロ中のプロが教える/坂本 桂一
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本書における著者の主張はごもっとも事が多いのだが、ある程度の事業規模の企業でないと辛いように感じる。でもわかりやすい内容でした。幾つか気になったところをメモとして残します。

・新規事業を起こすための資金は事前にプールすべき。その金額は東証1部クラスで3億から5億円/1事業(子会社)、全体で10~50億円程度。これだけの投資は無理だから小さく始めるというのは多くの企業でありがちな話なのだが結果としてはうまくいかないという。

・ルールを作れる・変えられる市場にこそビジネスの機会がある。その手段は技術革新だけではなく新しいコンセプトを生み出す事がもっと大切。→制度設計や大きな意味でのデザインという事を意味しているのだろう。