先日の燃料電池市民講座でお話を聞いた神谷教授に日本国内で燃料電池分野においてベンチャー企業の登場はありえるのか?という問いかけをさせていただきました。

神谷教授によれば大企業中心で開発が進んでいる技術の場合、どうしても情報や技術がクローズで進んでいるため、多少技術的に劣る中小企業でもビジネス的には参入の機会はあり得るのではという指摘がありました。現実として部材のレベルではそういう企業もあるようです。最先端の技術分野だからといってビジネスチャンスを掴むのに最先端のレベルである必要性は実はないのかもしれません(もちろんいずれは技術レベルが上がらなければ淘汰されるのでしょうが)

そういえば会場には多孔質の炭素材の販売事業を始めようとしている企業の方がいらっしゃいましたね。ニッチなところではビジネスのチャンスはあるのかもしれません。