4年間のご利用、ご支援、ご協力ありがとうございました。 | まちなかキャンパス日記

4年間のご利用、ご支援、ご協力ありがとうございました。

まちなかキャンパスは2014年3月29日で運営を終了しました。
徳島市のまちなかキャンパス推進事業として
平成22年度(2010.6.6)より現在まで単年度の事業を毎年続けてきました。
平成22(2010)年度 2010.4.1-2011.3.31
平成23(2011)年度 2011.4.1-2012.3.31
平成24(2012)年度 2012.4.1-2013.3.31
平成25(2013)年度 2013.4.1-2014.3.31
まちなかキャンパス@徳島、2010,2011,2012,2013の4年間利用いただいたり、ご協力ご支援いだだいた皆様ありがとうございました。
 この4年間で徳島市には民間主導で、プラットフォームエナジー、aizyu、ソーシャルカフェラパージュ、OrangeGarnet、アクアチッタもそうかな?などなど、コワーキングスペースやコミュニティスペースが次々できていて、民間主導で場作りが進んできています。
 4年間でほぼ毎年、原市長にシンポジウム等で来ていただきましたが、その際にいつも民間主導でこういった場が徳島市内の23行政区地域に広がっていけばいいなあとおっしゃっていたのが印象的でした。最初は公共が手がけるのもいいのですが、飲み会などおもしろいなあという利用方法に制限がかかるのも事実です。まちづくりは民間主導、公民連携で進めていくのが自然な姿だと思います。
 今後は私自身も民間主導で場作りを行えればいいと考えています。なんでも公共が手がける時代から、公共は民間ぽい柔軟さを、民間は公(おおやけ)の精神をもって連携していく事が大切だと思います。私はランドオーナーですが、土地の価値は土地があるエリア価値で決まります。
 「敷地に価値なし、エリアに価値あり」という清水義次さんの言葉を引用すれば、自分の不動産価値を上げるためには、自分たちが自分たちのエリア価値向上に努めないと自分の土地の価値は上がりません。戦後の高度成長期人口は勝手に増加し経済は勝手に発展して土地は何もしなくても値段が上がりました。
 しかし、2004年をピークに日本の人口はピークを過ぎ急激に減少していきます。すでに地域間人口争奪戦国時代♡は始まっています。行政がこれ以上に何かをしてくれる時代は既に遠い過去です。行政としては全体として縮退する街をいかに軟着陸させるかが大切なテーマです。自分たちの土地は自分たちが守る。鎌倉時代の一所懸命を思い出させるフレーズかもしれませんが、まさにそういう時代なのだと思います。
 しかし、悲観的なことばかりではありません。人がすぐいなくなるわけではないのです。人を惹きつける街になればいいのです。人を惹きつけるのは結局人ではないでしょうか。楽しい事が人を惹きつけます。
 4年間運営者としてAKBで言えば秋元康さんになったつもりで、利用して頂く皆様に前田敦子さんのようなセンターになってもらうため極力運営者のでしゃばりは控えていましたが、このたび運営を終える徳島新聞3/29の記事を意外と様々な方がFacebookでシェアして暖かいコメントを頂いているので(T_T)な感じで感激しています。本当にありがとうございました。まだまだいろいろやっていきますので、今後共よろしくお願いします。

一般社団法人まちづくり役場とくしま
代表理事 小田大輔
2014.4.1