「阿南徳島サイクリングロード」
7月19日に実走調査してきた「阿南徳島サイクリングロード」
の報告です。
実施日時:2010年7月19日 12:00-18:00
実走調査ルート:阿南徳島サイクリングロード(JR見能林駅、勝浦浜橋)
実走データ(GPSデータより)
総距離:39.3km 平均速度:13.1km/h 走行時間:3時間
・始点(JR見能林駅周辺)
国交省ホームページによると、JR見能林駅周辺がサイクリングロードの始点となっている。
しかし、この付近でサイクリングロードの表記はどこにもなかった。
サイクリングロード表示がないために、JR見能林駅をスタート地点と仮定しスタート。
最初のチェックポイントとなる北の脇海水浴場を目指す。
写真は55号バイパスとの合流地点。
①北の脇海水浴場入り口
「北の脇」を表示している道路看板をたよりに北の脇海水浴場へ向かう。
サイクリングロード表示がないため、海岸に出られそうな写真中央の小道を走行した。
小道を抜けると「北の脇海水浴場」に出た。
事前に用意した道路地図に、国交省のHPを参考にマーキングしたものを見ながら
だいたいのルートを予想し走行していく。
(ここでもまだサイクリングロード表示はない)
②北の脇海水浴場を抜けたあと(表示なし)
海岸沿いの道を走るとそのまま行き止まりに。
迂回ルートを探すもサイクリングロード表示がないので、方角をたよりに大きめの道路を走る。
しばらくまわりに注意しながら走ると、交差点の自分の背中側にサイクリングロード表示があった。
進行方向とは逆方向にサインが設置してあるために、見つけるのはかなり難しいのではないか。
スタートから約4km、ここではじめてサイクリングロード表示あり。
サイクリングロード表示が出たあと、車止めとサイクリングロードを示す白線が整備されている。
ところどころ表示がないところがあるものの、ルートは分かりやすく景色も良い。
車両も進入できないよう整備されている。
県道に合流してからは、道路右側の歩道がサイクリングロードとなる。
途中、植え込みの中にひとつだけサイクリングロード看板が出ていた。
県道を抜けて55号バイパスに合流。
那賀川を渡り再び海岸方向に右折するまではバイパス西側にある歩道を走行。
(ここにもサイクリングロード右折表記はない)
③バイパスに合流し、那賀川を渡ったあと右折
那賀川を渡り、再びバイパスから県道に戻る。
ここでもサイクリングロード表示はないために、用意した地図をもとに右折。
④コートベル徳島周辺
コートベル徳島の手前に写真のような表示があるものの、サイクリングロード表示はなし。
この時点では「海岸沿い」がサイクリングロードではないかと予想し、右折後、海岸沿いを走ったが、
あとでコートベル徳島方面の道路と合流したところ、コートベル側にサイリングロード用の白線が
整備されていた。
写真は海岸沿いの道路と、コートベル徳島方面の道路が合流したところ。
こちら側がサイクリングロードとして整備されていたが表記がないために、ルートを
間違って走ってしまう結果となった。
海岸沿いの道路④から⑤にかけて、一般道路とサイクリングロードが併設されている箇所は
写真のように区画分けがされていた。
写真の箇所は、サイクリングロードとして整備されていたものが、あとからフェンス工事
のために閉鎖されたと予想される。
サイクリングロードの記号④から⑤にかけては海岸沿いをサイクリングロードが続き、
海に島々が浮かぶ景色が楽しめる。
⑤海上自衛隊、小松島航空隊付近
海岸沿いの道路が海上自衛隊敷地とぶつかったところで、表示もなく道路が住宅地の中に入る。
半島として突き出た地形のために方角が分かりにくいのと、道路標識がないのでどちらに進んで
よいのかが分からない。
写真は、道路が住宅地を抜けたところの交差点。
JR阿波赤石駅に出たところではじめて「阿南徳島サイクリングロード」の地図があった。
全区間で「サイクリングロード」地図があったのはこのひとつのみ。
ここでは休憩所も併設されていたが、公衆トイレはなし。
北の脇海水浴場をのぞき、サイクリングロード上に公衆トイレは設置されていなかった。
⑥小松島市役所付近のルート設定
図にもあるように、小松島市役所から赤線のようなルート設定がされているが、
交通量がかなり多い道路の上、交差点も多い、またバイパスにも合流するし、
何よりサイクリングロード表示がないために道に迷いやすい。
サイクリングロード整備段階で、まだ道路が開発されていなかったのかもしれないが、
西川が提案する緑線のほうが交差点も少なくサイクリングロード設定としては適当ではないだろうか。
実際にこの道路を走る車の多くが緑のルートを走行している。
⑦バイパスに設置された歩道状況
本サイクリングロードでも、バイパスに合流する地点が2箇所あり、
歩道を走ることになるが、写真のように歩道の整備がなされていない箇所があった。
・終点(勝浦浜橋)
終点の勝浦浜橋の写真。
鳴門徳島サイクリングロードを実走した場合は、始点および終点近くにサイクリングマップが
設置されており始点・終点どちらからスタートしても走れる設定だったが、こちらはそうではない。
総評
「楽しんで走る」という視点から見ると、鳴門徳島サイクリングロードに比べ
阿南徳島サイクリングロードのルート設定は交差点が少なく、交通量もほとんどないので
走りやすかった。
しかし、全長約40km、一般のサイクリストであれば休憩も含め3時間ほどで走るルート全体で
「阿南徳島サイクリングロード」の表記は確認できただけで3カ所、サイクリングマップにいたっては
全体で1カ所しか設置されていない。
前もって国交省HPで見ることのできるサイクリングマップをマーキングした地図を
用意して走ってもスタート地点が分からなかったり、何度もルート途中で迷ったので、
思いつきで出かけたサイクリストはまず完走は無理だろうと考えられる。
景色も良いし、コース全体をある程度のスピードを維持したままでも走れる
「阿南徳島サイクリングロード」をもっと生かすべきではないだろうか。
改善点
・起点・終点にサイクリングマップと看板を設置する。
・サイクリングロード途中に初めて走るサイクリストでも迷うことがないように
「サイクリングロード」表示を増設する。
・交差点には矢印付きのサインを設置する。
・一般道とサイクリングロードの併設地帯など、雑草の処理を徹底する。
→せまい歩道ではほとんどのサイクリストが車道に回避するので事故が起こりやすい。