初公判の日
ドラマで観た風景がそこにあった
ただし、被告席から見る景色は違った
傍聴席に思っている以上に人がいた
緊張することはないが
検事の一方的な解釈での
冒頭陳述に腹が立った
それに対する意見は言えたが
「無罪を主張する」
この一言だけだ
弁護士の話では、否認している裁判なので
複数回の審議が予定されるとのことだった
しかし、まさかこの公判が
1年近くかかるとは、この時は予想もつかなった
”99%有罪”
日本の裁判はそう言われている
その理由を痛いほど理解させられることになった
つづく