こうなるってわかっていたら
あの時どうしていたのかな?

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夕方雨になった。

傘がないな。
駐車場までどうしようと思った。
ダッシュで着く距離じゃない。
小雨になりそうにもないし
あー、困った。と悩んでいたら
外から戻った同僚さんが
送ってくれるという。

私はこの人が好きだ。
優しいし、いつも穏やかで
間違った事が許せない所も
仕事の仕方もみんな。

会社で一番古い人で
何でも出来る。

入社後度々助けてもらっている。

私のお父さんが生きていたら
同じ位の歳だろう。
そしてまた、
彼の娘は私くらいの歳だろう。


駐車場へは行かず
高台まで車は坂を登った。

夜景があまりに綺麗だった。

会社からほんの少し離れると
こんなに綺麗な景色が見れて
ざらついていた心が
洗われていくようだった。

父ほど年の離れたこの彼が
最近の社内のいざこざを
一手に引き受けさせられた私に
気付いてくれていたのを
初めて知った。

救世主現る。

困った時に
いつも助けてくれる人が
突然現れる。

また明日から頑張れるかな?
少し思った。

明日、もう一回
ありがとうと言おう。