シャフトカップリングは、2つのシャフトを連結するために使用される機械要素です。その基本的な原理は、以下のようになります。
連結シャフトの位置合わせ: シャフトカップリングを使用する最初のステップは、連結したい2つのシャフトを正確に位置合わせすることです。シャフトの位置合わせには、軸受けやガイドなどの補助的な手段を使用することがあります。
カップリングの取り付け: シャフトカップリングをシャフトに取り付けます。通常、カップリングは各シャフトの端に取り付けられ、固定されます。カップリングの内部には、両側のシャフトに対応するような形状の穴があります。
伝達要素の介在: カップリングの内部には、伝達要素が存在します。これは、シャフト間でトルクや回転を伝える役割を果たします。一般的な伝達要素には、弾性素材（ゴム、ポリウレタンなど）やメタルディスク（ばね）があります。
トルク伝達: シャフトにトルクがかかると、そのトルクはカップリングを介して伝達要素に伝わります。伝達要素は、トルクを受けて変形することで、シャフト間のトルク伝達を実現します。この際、伝達要素の弾性特性や柔軟性が重要な役割を果たします。
軸ずれの吸収: シャフトカップリングは、シャフト間の微小な軸ずれや角度の誤差を吸収する能力も持っています。これにより、シャフトの軸ずれや振動が伝達要素やシャフトに与える影響を減少させることができます。
シャフトカップリングは、シャフト間のトルク伝達や軸ずれ吸収を効率的かつ正確に行うことができる機械要素です。異なる種類のカップリング（例：ジョーカップリング、ベルロークプリングなど）が存在し、特定のアプリケーションや要件に合わせて選択されます。