多くのメリットを持つ協働ロボットですが、導入・運用の際に注意が必要な点もいくつかあります。協働ロボットを導入する前に確認しておきたい点として、以下の3点が挙げられます。

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素早い動作は苦手
協働ロボットは、人の安全性を確保するために動作速度が制限されています。産業用ロボットに比べて素早い動作は苦手で、可搬重量も3kg~16kg(ユニバーサルロボットの場合)と小さいものが多いです。

従来から人が行っていた作業に充てる場合は事足りるものの、重量物を素早く移動させるような作業には向いていません。

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人材の育成が必要
協働ロボットは比較的簡単にティーチングできるのが特徴ですが、扱う製品や作業の順番などに変更があれば、それに合わせてプログラムの更新作業を行わなければいけません。 また、基本的にはメンテナンスフリーとされているものの、産業機器であるため、目視などによる自己点検の実施は推奨されます。

協働ロボットを運用していくうえでは、誤動作などのトラブルやプログラムの変更などの作業が発生した際に対処したり、自己点検を行ったりできる人材が不可欠です。協働ロボットの導入を検討する場合は、ハードとソフトの保守管理を行える人材の育成が必要になります。

完全な無人化は困難
協働ロボットは人と協力して作業をしたり、人の作業を補助したりするのが主な用途です。完全無人稼働による製造ラインの自動化(FA・ファクトリーオートメーション)を行うものではありません。

協働ロボットの導入によって生産性の向上は見込めますが、ラインの完全な無人化にはつながりづらい点は理解しておきましょう。
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