私には数名の男性の同期がいました。

 席が隣になると雑談したり、分からない所を教えてもらったりしていました。

 そんな時、彼は恐い顔をしてこちらを見ています。

 質問する上司が他に誰もいない時は、勇気を出しておそるおそる彼に尋ねましたが、案の定、感情むき出しで皮肉を言われます。



 いつも控え目ながら笑顔を絶やさず、独特のユーモアで人を楽しませる、サービス精神に溢れた人。

 私以外の人と接する時はとても好感が持てる人でした。



 社内の人の目をとても気にしていた私は、彼の言動には何度もはらはらさせられました。

 私とは正反対で、人にどう思われるか考えるより、行動が先で、私達以外の存在は、全く眼中に無い様でした。



 気の抜けない仕事をしていたので、心を許せる十数名の同期は、大切な存在です。

 もし感付かれてしまったらどうしよう、と気が気でなく、出来るだけ平静を装っていました。



   自由な思考で生きてきた私
 のはずでしたが
 ここに来て

 『 私は○○するべき 』

 『 私は○○でいるべき 』

 というルールを
 自分自身で作り出し
 ぐるぐる巻に縛りつけていました。