さて、C1Sを復活させる為の実作業に入るわけですが。
とりあえず電源回りからやっつける事にする。
やはり電源(バッテリーで駆動)を何とかしないと小さい意味がないので。
前回の調査で、バッテリーが充電されない・バッテリーで電源が入らないという事が判明したんだけど、バッテリーが悪いのか?
という事でバッテリーの殻割りをしてみた。
標準バッテリーとLバッテリーがあったので、まず標準バッテリーを殻割り。
セルを調べると、完全に死亡しているようで、テスターが0.1V程度しか振れない。
これはセル交換をしなければ。
しかし、分解する時にバキバキに割れてしまった。
復活できるか??
Lバッテリーの方は、まだ生きているようで、各セル共に3.7~3.8V程度はあるようだ。
両方のバッテリーが充電できないという事は本体の方か?
本体をバラして、充電回路等をチェックするが、正常に電圧が出ているので充電回路は問題ないと思われる。
何でバッテリー使えないんだろー?と、暫し悩むが、CMOSバッテリーを怪しむ事に。
日付時刻が初期化されるので、CMOSバッテリーも完全に死んでるだろうと思ってたけど、予想以上に酷い状態。
腐食して線が切れてますがな。
しかも青錆が発生し、コネクターが外れない。
無理やり引っ張ったらコネクターごとモゲてしもうた。
あいちゃーしもたー。
まあとりあえず、基板のパターンは無事だったので大丈夫そう。
さて、C1のCMOSバッテリーは7.2Vなので、適当に探してみる。
オークションとかで買っても良かったけど、なるべく金掛けずに復活させたい。
というわけで、100円ショップでLEDソーラーライト(正式名称:ソーラー充電式LEDキーライト)を2個購入。
こんなの。
なぜこんなもん買ったのかは、3枚おろしにすると判明する。
ご覧のように、太陽光から発生した電気を溜めるために、充電式の電池が入っているのである。
なんと、3.6VのLIR2032が入っている。
参考資料はこちら。http://jp.eemb.com/pdf/Li-ion/LIR2032.pdf
2個購入したので、直列接続で7.2Vになる計算である。フヒヒ。
元々内蔵されていたCMOSバッテリーは、7.2V 15mA/hだった。
LIR2032は、40~45mA/hとのことなので、性能的には必要十分だ。
ちゃんとタブも付いてるので、チョコっとハンダ付けして完成。
コネクターが取れちゃったので、パターンに直接ハンダ付け。
元々付いていたCMOSバッテリーより少し大きくなるので、元の位置ではなくHDDが付いていた部分に固定することに。
熱収縮チューブを被せたので黒くなりました。
うむ、いい感じデス。
動作テストをしたところ、正常に日付時刻が保持されるようになりました。
Lバッテリーでの起動もおk。
しかし、HDDが乗りません。。。