マクロビテイストの自然食
ヘルシークッキング
自然食・講話
☆食の基本・食の三原則
食の基本となる三原則があります。
・身土不二
・一物全体食
・適応食
【身土不二】
身土不二とは、身体と土は二つではない、別々ではない、つまり身体と住んでいるその土地は一つであると言う事です。
自分の住んでいる土地で採れる季節の食べ物を頂く事で健康に過ごせます。
昔の人は、「三里四方の物を食え」と言っていたそうです。
「三里四方の物」と言うのは
人が一日のうちで歩いて行き、食べ物を摂り帰ってくる事が出来る距離です。
三里=約12キロです。
現代は昔と環境や状況が大きく変わり、三里四方のうちで採れる食べ物では足りなくなるので、範囲を少し広げて住んでいる場所に近い地方の季節の食べ物を選ぶ事と良いです。
【一物全体食】
一物全体食とは、食べ物を出来るだけ、まるごといただく事です。
例えばお米は精米していない玄米や分づき米をいただきます。
根菜であれば皮ごと、葉の部分もいただきます。
お魚であれば、頭から尻尾までいただける小魚等が適しています。
【適応食】
動物が進化してきた過程で、どの様な食べ物を食べる身体に進化してきたのかは、歯の構成をみると分かります。
○肉食動物→肉や骨を噛み切るための犬歯が発達しています。
○草食動物は草を噛み切るための前歯が発達しています。
○主に穀物を食べる動物は穀物を噛む為の臼歯が発達しています。
○人
・穀物を噛んで擦り潰すための歯=臼歯 上下左右で20本
・葉物など植物性食品を噛み切るための歯=切歯(前歯)
上下左右で8本
・動物性食品を噛み切るための歯=犬歯 上下左右で4本
その割合は
臼歯20本:切歯(前歯)8本:犬歯4本
つまり5:2:1です。
穀物5:植物性食品2:動物性食品1となります。
穀物を中心にお野菜や海藻を多めに摂り、動物性食品は少量いただく割合になります。
ただし、穀物を精米、精白している場合にはバランスが取りにくくなります。
一物全体食にもあった様に、玄米や分づき米、全粒粉等を取り入れると良いです。
byまゆゆ