北陸線や房総方面の改正が印象的なダイヤ改正であったが、我らが中央線でも主に乗務員区所の再編が行われた。

 具体的には甲府運輸区の統括センター化を追う形で松本運輸区、八王子運輸区、立川車掌区・立川運転区、新宿運輸区がそれぞれの営業統括センターと併合の上統括センターとなった。特に立川車掌区は青梅線・五日市線の国有化後まもなく発足し、それ以来青梅線系統を主とし、東は東京、西は甲府までの乗務、レアなケースでは南武線の立川〜府中本町、武蔵野線の府中本町〜鶴見まで入ることもあった。

 中央線ヘビーユーザーの自分も幾度となくお世話になった区所の一つである。また特に青梅線や五日市線は必ず立川車掌区による乗務であった。

 「車掌区」その響きがかっこよく気に入っていたわけだが今日からは立川統括センター。特急などで作ってもらえる券も入鋏印も立川統括センターという表記になる。

 先日は最後に立川車掌区として発行した切符を使った。特急券と往復の乗車券がつながったものである。発行機は2018年にデビューした現行モデルであるパナソニックJT-C522。東の車発機のシステムでは特急券や一般的な乗車券類は65mmとなるため三つをお願いすると195mmの切符となって出てくる。よくあるレシートの印字機などと違い、カットが自動で入らないため同時に購入すると一枚になって発見される。ロールが20Mであるため、理論上307枚購入の19955mmが最長となる。